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Home > Amorim(アモリム)、2020年までにすべてのコルク栓からブショネを排除へ 【ポルトガル】 2018年8月4日 世界最大のコルク栓の製造会社Amorim(アモリム)の社長・Antonio Amorim氏は、2020年までに自社で生産するコルク栓のすべてをTCAフリーにすると言及した。 ※ TCA(trichloroanisol:トリクロロアニソール)は、コルクテイント(ブショネ)を引き起こす原因物質 アモリム氏は、すべてのコルク栓をTCAフリーにするのが当社の戦略で、2020年までにそれを達成すべく、開発を加速させていると語った。 Amorimは、2016年にTCAフリーを保証したコルク栓NDTechを発売しているが、このコルク栓は高価で、多くのワイナリーが使えるというわけではなかった。そのため同社は研究開発費を投じ、すべてのアモリムの生産するコルク栓を新しい技術でTCAフリーにすることとなった。 新技術は、1個1個のコルク栓をスキャンしてTCA汚染のある栓をはじくのではなく、初めからTCAが存在しないようにする技術だという。過去12か月の検証では結果は非常に良好で、2018年7月末には2種類のプロトタイプがつくられる。 Antonio Amorim氏は、ワインのTCA汚染は減っているが、我々はそれを最小限に食い止めたいのではない。完全に除去したいのだとして、2020年までに同社のコルク栓のすべてをTCAフリーにすると約束した。 Amorimは2017年には年間54億個のコルク栓を製造しており、このコミットメントはワイン界にとって重要なものとなるだろう。
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