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ワインの栓をめぐる問題 (その1)
コルクテイント(ブショネ)の問題
コルクがもとでワインに不快な香りが生じる、というのは古くからブショネとして知られてきました。近年ブショネが起こる原因について科学的なメスが入り、その原因がわかってきました。それにつれて、果たして従来のコルクがワインの栓として最良であるのか、という議論がワイン界の中で高まってきました。 ブショネ(コルクテイントとも言っています)というのは、ワインを販売する小売・流通段階では実はどうすることもできない問題です。というのは、ワインがブショネであるかどうかはワインの栓を開けてみないことにはわからないことであり、ワインの仕入れ・販売の時点でそのワインが問題があるかどうかはわからないからです。 しかしそうではあっても、消費者が家庭やレストランなどでワインを飲むときにワインが何か変だ、ということになると、不満を抱えながらワインを飲むということになってしまいます。さりとてその責任の所在がどこにあるのかを特定するのは、簡単なことではない。ワインの流通・販売に携わっておられる皆さんは、この現象が起こりうるということは認識していらっしゃると思いますが、近年この悩ましい問題にワイン界がどう向き合っているかを概観しておくことは、意味のあることだと思われます。 この問題に頭を痛めているのはワインを造る側も同じです。というのはワイナリーはワインを瓶詰めする際に、コルクテイントが起こると知っていて瓶詰めするわけではないからです。しかし現実には世界を流通するワインのうちのある部分に問題が発生してしまう。そして最終的にはワインを買って飲む消費者がつけを払うことになってしまいます。 近年、特に世界の小売マーケットとワイン生産者サイドからワインの栓をめぐって問題が提起され、さまざまな角度から研究・検証がされてきています。日本国内のワイン流通の現場でも、人工コルクやスクリューキャップのワインの取り扱いが増えてきていることと思われますが、その背景にはワインの品質保持の問題が関係しているのです。 (伊藤嘉浩 2005年7月)
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