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ワインの栓、初めての国際的な協業による比較研究試験始まる　2009年10月1日

ワインの栓に関して、世界で初めて国際的な協業によって、それぞれのワインの栓のタイプによるパフォーマンスを客観的に比較しようとする試験が行われる。

近年、ワイン界では従来のコルク以外にプラスチック素材の人工栓、スクリューキャップ、ガラス栓など新しいタイプの栓が登場している。

これら新しい栓の登場の背景には、ボトリングした後のワインの品質保持の問題が重要視され、どの栓を採用するべきかという議論が大きくなっている。ワイナリーにとって、どのタイプの栓を採用するのかは、重要な選択事項となっている。

これまでは個別のワインの栓の製造会社やワイナリーが、独自で比較検討を加える中で決定されてきたが、今回初めての試みとして、それぞれのタイプの栓を供給するワインの栓の製造会社と世界のワイナリーが共同で参加した、より集合的で規模の大きいワインの栓に関する試験が開始される。

このトライアルによって得られた結果は、より良いワインの栓をワイン界に提供するデータとなり、ワイナリー側もどのタイプの線をどのタイプのワインに採用するのかの選択が示され、より効果的な栓を採用できるようになるとしている。

この共同試験は、The Collaborative Closure Trialと呼ばれ、9つの異なったタイプの栓を、物理的、化学的な面からと打栓後24ヵ月後と36ヵ月後のワインのテースティングによって結果が示される。

関係者は、この革新的なアプローチによるワインの栓の客観的なパフォーマンスの比較試験の結果は、これまでワイン界で議論されてきたワインの栓に関する重要課題に、画期的な貢献をもたらすものになるとの期待している。

この試験の結果は、ワインの栓の製造会社に更なる品質改善のための情報を提供し、ワイナリーには、どのタイプの栓が彼らのワインに最も適合するのかという客観的な情報を与えることとなるとしている。

【関連ページ】

『コルクテイント（ブショネ）の問題』
『ワインの栓ーコルクかプラスチックか』
『コルクはワインにとって最良の栓であるのか』
『ワイン生産者たちはどんなことに関心を持っているか』

『コルクテイント（ブショネ）の比率、1パーセント以下にー最新の調査報告で』
『世界のワイン、15パーセントがスクリューキャップに』
『最もエコなワインの栓はコルク栓』
『スクリューキャップのワイン、アメリカでも上昇』

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