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スクリューキャップのワイン、アメリカでも上昇 【アメリカ】 2007年2月16日


スクリューキャップのワインがアメリカ市場でも上昇している。調査によるとアメリカ市場のスクリューキャップワインは、2006年には前年比で24.6パーセントの伸びとなった。

最もスクリューキャップのワインが伸びたカテゴリーは、白ワイン、輸入ワイン、8ドルから11.99ドルの価格帯のワインで、スクリューキャップワインは全ワインの中の4パーセントを占めた。

アメリカ市場は、世界の主要ワイン消費国の中でスクリューキャップの導入に保守的な市場と言われているが、スクリューキャップや人工コルクなどの従来のコルクに替わる代替栓がデイリーワインを中心に徐々に進んでいるようだ。

スクリューキャップワインの導入に積極的なのは、ニュージーランド、オーストラリアなどだが、これらの国では消費者が積極的であるというより、生産者がその採用に積極的であるという背景がある。これに対しアメリカのワイン生産者は、消費者のスクリューキャップへの抵抗を考慮して、様子を見ながら採用しようという姿勢が強い。

また、イギリスでもスクリューキャップのワインは急激に増えているが、こちらは小売業者や輸入業者などのワインの販売者側からの要求により増加しているという側面が強い。

日本においては、今のところそれほどワインの栓に対する関心が高まっているというわけではないが、消費者は人工コルクやスクリューキャップのワインに接する機会が出てきており、ワインの栓に対する情報が求められるケースが増えると思われる。


(伊藤嘉浩)


【関連ページ】

ワインの栓をめぐる問題 
(その1)コルクテイント(ブショネ)の問題 
(その2)ワインの栓をめぐる最近の動き(vol 1)―ことの発端 コルクかプラスチックか
(その3)ワインの栓をめぐる最近の動き(vol 2)その後の経緯―コルクはワインにとって最良の栓であるのか
ピション=ロングヴィル、一部ワインにスクリューキャップを採用

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