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ピション=ロングヴィル、一部ワインにスクリューキャップを採用 【フランス】 2007年1月22日

ボルドー、ポーイヤック(Pauillac)の2級格付けChateau Pichon-Longueville(シャトーピション=ロングヴィル)がその一部のワインにスクリューキャップを採用する。

対象となるワインは、Pichon-LonguevilleのセカンドワインであるLes Tourelles de Longueville。これはイギリスのワイン商からの要請で試験的に1000ケース分瓶詰めされた。公式には2007年4月1日からの発売ということになっているが、イギリスではすでに入手可能となっている。ヴィンテージは2004年。


【Behind the Scene】

ここ数年、ワインの栓をめぐってワインの生産サイド、流通サイドでは大きな関心事になっています。もともとはコルクテイント(ブショネ)による品質劣化の問題から端を発していますが、いまではワインの品質保持のためにどのタイプの栓が優れているのかという議論に発展しています。

最近ではスクリューキャップが脚光を浴びてきていますが、コルクテイントの心配はなくなるものの、スクリューキャップ下の完全な密封状態に置かれたワインに起こる好ましくない香りの生成などが指摘されるなど、ワインの栓に関しての議論、研究がますます活発化しています。

ワインの栓に関する議論は下記をご覧ください。

ワインの栓をめぐる問題
(その1)コルクテイント(ブショネ)の問題
(その2)ワインの栓をめぐる最近の動き(vol 1)−ことの発端−コルクかプラスチックか
(その3)ワインの栓をめぐる最近の動き (vol 2)その後の経緯−コルクはワインにとって最良の栓であるのか
ワイン生産者たちはどんなことに関心を持っているか


(伊藤嘉浩)


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