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最もエコなワインの栓はコルク栓 【ポルトガル】 2009年1月27日


ワインのコルク栓の大手生産者であるAmorimは、ワインの栓として最も環境にやさしいのはコルクからつくられた栓であると発表した。

この研究は、Pricewaterhouse Coopersによって行われたもので、コルク栓とプラスチックでつくられた人工コルク、アルミニウムからつくられたスクリューキャップを7つの環境に関する指標で比較した結果、7項目中6項目でコルク栓が最もエコフレンドリーな栓とされた。

調査によると、100年のスパンで見た場合、プラスチックの人工コルクは従来のコルク栓に比べておよそ100倍の二酸化炭素が排出され、アルミ製スクリューキャップでは24倍の排出になるとされた。

ここで使われた指標は、エネルギー消費量、水の消費量、温室効果ガスの排出量、大気を酸性にする度合い、光化学スモッグの原因物質の生成、汚水の排出と固形廃棄物の産出量の7項目。

Amorimでは、特に重要なのはコルクを産出するオークは、光合成によって二酸化炭素を吸収することだと主張している。


ワインの栓については、1990年代の終わりごろからどういうタイプの栓がワインの栓として最も優れているかという論議が盛んに行われてきた。そのころから従来のコルク栓以外にプラスチック栓、スクリューキャップが徐々に使われるようになり、どのタイプの栓がワインにとって最適なのか今も議論が続いている。

世界のワイン界では、特にここ数年スクリューキャップ化が進んできている。その動きは特にニュージーランド、オーストラリアで顕著で、ニュージーランドでは赤白とも90パーセント以上のワインはスクリューキャップになっている。またオーストラリアでは、白は90パーセント以上、赤も60パーセント以上がスクリューキャップとなっている。

コルク栓製造会社は、そのシェアを代替栓に奪われつつあるのが現状だ。



【関連ページ】

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