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Home > オーストラリアワイン、中国が最大の輸出国に 【オーストラリア・中国】 2016年10月20日 オーストラリアのワイン輸出で、中国がこれまで上位だったアメリカとイギリスを抜きトップに立った。数字はWine AustraliaのExport Reportによるもので、2015年10月から2016年9月の1年間に対しての比較。 レポートによると、中国へのオーストラリアワインの輸出は前年同期比で51パーセントの大きな伸びを見せ、4億7400万豪ドルとなった。 これまでオーストラリアワインの最大の輸出国はアメリカで、4パーセント伸びて4億4800万豪ドルとなったものの、中国の急伸には及ばなかった。従来2位のイギリスは1パーセント減少し、3億6100万豪ドルとなった。 今期のオーストラリアワインの輸出総額は前年より10パーセント伸び、21億7000万豪ドルとなった。 中国市場の急伸は、大きな中間層がワインを飲み始めたという中国市場内部の変化が大きく、2015年に結ばれた中国とオーストラリアのFTA(自由貿易協定)による関税引き下げ効果も大きく寄与しているとみられる。 オーストラリアワインの輸出増加での特筆は、輸出量の増加もさることながら、輸出金額が大きく伸びていることだ。輸出国上位5か国に対する10ドル(1リットル当たりのFOB価格)を超える価格レンジでは、中国63%、アメリカ21%、イギリス20%、カナダ9%、香港7%と高い伸びを示している。またオーストラリアワイン全体の輸出における1リットル当たりの単価は5.47ドルとなり、前年比9パーセントの伸びとなっている。 地域別ではヨーロッパ全体への輸出は前年比3パーセント減、北米では3パーセント増で、北東アジア35パーセント増、東南アジア11パーセント増となっている。アジアでは中国・香港のほか、マレーシア24パーセント増、台湾23パーセント増、韓国42パーセント増となっている。日本は0.3パーセント減少して4500万豪ドルとなっており、マレーシアの5500万ドルより1000万ドル少ない輸入量となっている。
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