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Home > 2016年のオーストラリアのワイナリー数は2年連続で減少 【オーストラリア】 2016年3月15日 最新のAustralian and New Zealand Wine Industry Directoryによると、2016年初頭時点のオーストラリアのワイナリーの総数は2,468で、2015年調査時より13減少、過去最高のワイナリー数を数えた2014年からは105減少した。 オーストラリアワインの輸出については前年比7.8パーセント増となり、Treasury Wine EstatesやAccolade Winesといった大ワイン会社がそれを牽引した。 オーストラリアワインは1990年代からの破竹の快進撃で世界市場に躍り出て、今では世界の主要ワイン市場でトップランクを占めている。(アメリカ:2位、イギリス:1位、中国:2位) しかし2000年代後半から、中国景気などに下支えされた空前ともいえるオーストラリアの好調経済のもと、オーストラリアドルが高騰し、ワインの輸出に急ブレーキがかかるようになった。 その頃になると、国内ワイン消費の急伸も落ち着きを見せるようになり、生産と消費のバランスが崩れるといった局面もあり、オーストラリアのワイン産業は過去に経験したことがない調整局面を迎えることとなった。 しかし最近では、オーストラリアワインにとっての為替レートの改善も見られ、また中国市場への輸出の急増もあって、オーストラリアワイン業界全体の数字は悪くない。 ワイナリーの数に関しては、表面的には上述の通りだが、その中で起こっていることはかなりドラスチックだと言えるだろう。地域差も大きいと思われるが、実際にはかなりのスクラップアンドビルドが行われており、その最終的な結果が数字として示されている。 過去15年ほど、オーストラリアのワイナリーは身売り・買収による合従連衡が繰り返され、現在では大きなワイン会社の占める割合が非常に多く、彼らがオーストラリアワインの数字をドライブしているといってよい。 ただしその間の世代交代もあって、新たな意欲的なワイン生産者たちも現れるようになって、多様化も進みつつあるという印象も受ける。彼らは小規模な生産者で、販売ルートも限られ、輸出チャンスもなかなかめぐってこないが、特に日本市場にあっては今後のオーストラリアワインの離陸を強く期待したい。 (伊藤嘉浩)
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