香港、ワインの関税ゼロを継続へ

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香港、ワインの関税ゼロを継続へ　【香港】　2008年4月29日

2008年2月27日、香港のCommerce & Economic Development Bureau（商業経済発展局）は、香港に入荷するワインとビールの関税をゼロにした。このときの決定は、2008年6月末までの時限的なものだったが、2008年5月初旬に決定される行政措置で、それ以降も香港のワインへの関税ゼロ政策が継続される見通しだ。

同時に、香港ではこれまではワインとビールの輸出入・販売・貯蔵・移動は免許制で、免許がなければ参入できなかったが、今回これを撤廃する。

2008年2月末、香港がワインへの関税を40パーセントからゼロに引き下げたのをきっかけに、香港への世界からのワイン流入が加速している。折からの中国、インドなどを中心としたアジアマーケットでのワイン需要の急伸もあり、一気に香港をアジアにおけるワイン流通のハブにしようとする戦略が見て取れる。

すでに世界からは、香港へのアジア全域に向けたワインの物流・販売拠点投資が活発化している。

なお、香港では2008年5月27日から29日まで、Vinexpo Asia-Pacific（ヴィネクスポ　アジア－パシフィック）が開催される。

【関連ページ】

『Vinexpo Asia-Pacific、2008年香港で開催』
『中国のワイン生産が急拡大中』
『2008年のワイン界の展望』

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