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Home > 2008年のワイン界の展望 2008年1月7日 1年前の2007年年初にWORLD FINE WINESでは『2007年のワイン界の展望』(脚注1)を掲載致しました。その内容は、下記のようなものでした。
2008年も基本的に上記の項目が引き続いて世界のワイン界において注目を集めることになると思われます。世界市場の拡大という観点(脚注2)からは、中国のみならずロシア、インド、ブラジルなどのワイン消費が注目されます。 また2007年末に懸案のEUのワイン改革が合意(脚注3)を見ましたが、今後数年間にわたる改革の実施がヨーロッパワイン、とりわけフランスワインの再生にどれほど影響を与えることになるのか注目されます。 加えて世界経済の行方はワイン市場にも大きく影響を与えることになり、とりわけ為替相場の動向はワインの輸出国・輸入国ともに大きな関心事となるでしょう。 ワイン造りの手法・姿勢の観点からは、ワインの遺伝子操作に関する議論(脚注4)が、そろそろ主要な論題に上がってくる時期にさしかかっているかもしれません。また、ぶどう栽培、ワインの醸造から流通にいたるまでのワイン界の各分野で、環境対策が議論される年にもなるでしょう。 国内ワイン市場 日本国内のワイン市場では、消費者のワインに対しての理解と欲求が着実に強まっています。しかしながら、はたして消費者にワインを供給する流通サイドが、消費者ニーズに合った商品やサービス・環境を提供できているだろうかという部分が問われる年となりそうです。 よくITの分野では、世界では便利に使われているサービスや機器が日本では提供されない日本特有の環境を、日本はガラパゴス化していると言うそうですが、日本のワインの市場はまさしくそうなってきているように見えます。 日本のワインマーケット参加者は、消費者の欲求がどこにあるのか、どういうワインを消費者が求めているのか、消費者の望むワインは世界のどこにあるのか、どうやったら消費者が自分達の求めるワインにアクセスできるようにするかといった基本的なマーケティングをおこなう必要がありましょう。 更にマーケット参加者の人材教育は非常に重要で、これなくしてワインを売っていくことは難しいでしょう。 日本の消費者は非常に洗練された味覚を持っています。また購買力もきわめて高いという特質を持っています。消費者が、日本では結局おいしいワインが買えない、と見切りをつける前に、根本的な手を打つことが日本のワインマーケットの緊急の課題でありましょう。 (伊藤嘉浩)
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