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Home > 2007年のワイン界の展望 2007年1月4日 2006年の世界のワイン界ではさまざまな話題があった。なかでもワイン界に強いメッセージを送ったのは、ヨーロッパワインの改革について(脚注1)であったろう。EU委員会は、2007年早々に強い決断をし、改革を実行していくとしているが、その成果が注目される。 さて2007年、世界のワイン界で話題となるであろうトピックをいくつか挙げてみよう。
上に挙げた事柄は一過性のトピックではなく、最近の世界のワイン界ではしばしば話題となるテーマだが、今年はさらに議論が深まり、結果としてマーケットにも影響を与えることになりそうだ。 日本国内ではワインを飲みたい・購入したいという消費者が、潜在需要を含めて急増しているのは確かだが、残念ながらワインを提供する小売業をはじめとした流通の各段階が、うまく消費者にワインを提供できていない。そのためせっかく仕入れた良質なワインが、消費者の手元に届かない実態がある。国内においては、消費者に向けてのワイン流通の再検討と戦略・戦術の再考が求められる年となるだろう。 (伊藤嘉浩) 【脚注1】 ヨーロッパワインの改革について 『ヨーロッパのワイン、大改革を断行へ』 【関連ページ】 ワインの栓について 『ワインの栓をめぐる問題(その1〜その3)』 ワイン造りの手法・姿勢に関する議論 『現代のワイン造りー科学と芸術のはざま』 地球温暖化によるワインスタイルの変化とワイン産地の変化 『地球温暖化でプレミアムワイン産地が消滅に向かうー科学者らが警告』 ワインが、消費者の手元に届かない実態 『ワインの購入で消費者が抱える大きな不満』 『ワインのマーケット』 Home > |
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