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Home > 2杯目のワイン、飲むべきか飲まざるべきかーシニア世代の飲み方とは 【アメリカ】 2015年9月7日 ワイン好きにとって、飲むのをやめるなどということは念頭にない。家で飲もうが外で飲もうが、一緒の相手や食事によって杯が進む。これほど楽しい時間がほかにあるだろうか。 しかし年を重ねるにつけ、以前より酒が飲めなくなったと感じる人も多いのではなかろうか。これは最もなことで、年をとればアルコールへの体の反応が若い時に比べて変化し、年をとるほどアルコールへの許容度は低下するとアメリカの国立組織National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism(NIAAA)は指摘する。 そこでNIAAAは、シニア世代の人たちに向けて飲酒量のガイドラインを示している。それによると、シニア世代の人たちの飲酒の許容量は、男性は週合計14ドリンク単位まで、1日の最高を4ドリンク単位までとしている。また女性は同様に週7ドリンク単位、1日最大3ドリンク単位までとしている。
もしこの世代の人たちが、ガイドラインを越した飲酒を継続すると、飲酒関連の問題に直面するリスクを増やすとUCLAのAlison Moore博士は指摘する。そのリスクとは、思考がはっきりしなかったり、物忘れや転倒、あるいは料理での失敗や薬の飲み忘れ、といった日常のちょっとしたことなどで、こうしたことに影響を及ぼすリスクが増すと指摘する。 なぜシニア世代が飲酒から来るリスクにより大きくさらされるかというメカニズムをいくつかあげている。 ・ 年をとると体の筋肉量と水分量が減る。→アルコールの血管内の循環が増える。 ・ 年をとるとアルコールの分解が遅くなる。→アルコールが体に影響を与える時間が長くなる。 ・ アルコール脱水素酵素(alcohol dehydrogenase: ADH)が減少する。→アルコールを分解する能力が落ちる。 肝臓でアルコールを分解する第一歩として働くのがアルコール脱水素酵素(ADH)だが、この酵素は50歳ごろから減少を始めるといわれる。またADHは、女性は平均的に、男性の半分程度しか持っていないといわれる。 2014年に行われたドライブシミュレータによる疑似運転で、アルコールの血中濃度0.04パーセントと0.065パーセントのどちらのグループでも(アメリカでは血中濃度0.08パーセント以上が酒気帯び運転)、55歳から70歳のグループでは、若年層によるグループに比べ、ハンドルさばきがうまくできなかったと報告されている。 高齢者の多くは、年齢が上がるにつれ、健康の悪化のせいもあって飲酒量を減らしたり飲むのをやめたりしているが、シニア世代で多量の酒を飲み続けている人は、この先の人生でさらに悪い結果を招く危険性が高いとMoore博士は指摘する。こうした人は退職や孤独・死別の経験など人生でのネガティブな経験をした人に多いと指摘する。 研究者らは、シニア層の過剰なアルコール摂取について、医療関係者や家族の理解を進めることも重要だとしているが、自律的で健康的な生活を送るために、もしあなたがつい毎日何杯もグラスを重ねるようであれば、少し抑制的になってみてはどうだろうか。もし自制が効きづらい時は、ヘルプを求めることは全く自然なことではなかろうか。
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