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フランス政府、禁酒を推奨 【フランス】 2009年2月23日


フランス厚生省は、飲酒が癌を発生させる主要な原因のひとつだとして、飲酒特にワインを飲まないほうが良いとするガイドラインを示した。

このガイドラインは、フランス国立がん協会(INCA)の指針により示された。フランス厚生省のパンフレットでは、1日1杯のワインは、癌の発生リスクを最大168パーセント増大させると警告している。

INCAは、これまでワインは抗酸化物質を含むため、健康に良いとされてきたが、ワインの飲酒は癌の発生と関係があり、なかでも最も良くないのは少量の飲酒だとしている。

INCAでは、癌のタイプと食物、飲料、生活習慣の関係を、これまでに世界で発表されている何百という研究を詳細に検討した結果、飲酒と癌の発生との相関は明らかだとしている。

ワイン以外のがん発生の危険因子として、赤身の肉、ベーコンやハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなど生肉や加工肉から作られた肉製品と塩を挙げている。ガイドラインでは、飲酒による発生リスクが高い癌として、口腔がん、喉頭がん、食道がん、直腸がん、乳がんを挙げている。

このフランス政府のキャンペーンに対する反対は多く、フランスの食文化とライフスタイルを破壊するものだという意見は多い。もちろんワインの生産者は反対だ。

サルコジ大統領は、アルコールを一切飲まず、ミネラルウォーターとオレンジジュースの愛飲者として知られる。大統領周辺も、アルコール飲料を快く思っていない人たちが占めていることで、今回の発表はそれと無縁ではないともささやかれているようだ。

WHO(世界保健機構)では、適度な飲酒は癌の発生リスクを抑えるという立場をとっており、ガイドラインが対立することになった。ガイドラインが対立することについて、科学的な根拠をはっきりさせるべきだとの声が起こるのは当然だろう。



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