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前立腺肥大の抑制にぶどうが効力を発揮 【カリフォルニア】 2005年5月19日

前立腺肥大に伴う膀胱機能の低下に対して、ぶどうの持つ抗酸化物質が有効にはたらきうるという新しい研究が、科学誌Phytotherapy Researchの最新号に掲載された。

この研究を率いるAlbany CollegeのRobert Levin博士は、「ぶどうが尿機能障害に対してこれほど有効にはたらくとは驚いた。ぶどうはほかの材料と比べて、ひときわ有効にはたらくことが確認され、毎日ぶどうを食べれば、前立腺肥大に起因する膀胱機能障害の亢進をかなり減らせるかもしれない」と語っている。

前立腺肥大による尿・膀胱機能障害は、加齢とともに多くなるとされ、アメリカでは50歳以上の男性の8割以上が医療ケアが必要とされている。前立腺は年齢を経るにしたがって成長する唯一の臓器であることはほとんど知られていないが、それにより尿道が圧迫され膀胱機能が徐々に低下するとされる。

この研究によるとぶどうが膀胱障害の中で、虚血からくるダメージを防いだり遅らせたりする効果が見られたという。また同研究は、ぶどうの強い抗酸化作用と皮膜保護効果が排尿障害による膀胱のダメージを減少させるという従来の研究を裏付ける結果となっている。

ぶどうからはいくつかの健康に貢献する要素が指摘されているが、これらはぶどうの中の何かひとつの要素からもたらされるのではなく、ぶどうの構成要素のさまざまな組み合わせによってもたらされているとされている。

なお、この発表はCalifornia Table Grape Commissionによっておこなわれた。







       

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