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赤ワインの効用にさらに注目が 2007年10月15日 


かねてより赤ワインの健康への効用についてはいろいろな指摘がなされ、大きなブームとなった時期もあったが、このところまたいくつかの効用が指摘されている。

中心的に取り上げられている物質は、resveratrol(レスヴェラトロールあるいはレスベラトロール)と呼ばれる物質で、糖尿病の抑制に有効だとする研究が発表されている。また、乳がん・大腸がん・前立腺がんの抑制にも大きな効果が認められるとして、更なる研究が進められている。そのほかにも心臓病、動脈硬化の抑制、加齢の抑制効果なども報告されている。

レスベラトロールは、ポリフェノール類(Polyphenols)のひとつで、タンニン(tannins)、赤ワインの赤色色素成分であるアントシアニン(anthocyanins)、白ワインの色素成分であるフラボノイド(flavonoids)などもポリフェノールの仲間だ。

レスベラトロールは、植物がバクテリアやかびに冒されるのを防ぐ物質(Phytoalexins)を生成し、バクテリアやカビが出す毒素から身を守る自己防衛機能を有するとされる。

レスベラトロールは赤ぶどうの表皮や赤ワインに多く含まれ、このことが赤ワインが健康によいとする根拠となっている。

ただ一方で、医学的に有効なレスベラトロール(15ml)をワインから得ようとすると、一日3リットルものワインを飲むことになり、研究者らはフレンチパラドックスが科学的に正しいかどうかには確証を持ってはいないようだ。

すでにアメリカなどではレスベラトロールのサプリメントが多く登場しており、過度のアルコール摂取を推奨しない見地から、サプリメントからの摂取を支持する医学者もある。

1997〜8年に起こった急激な赤ワインブームの火付け役となったポリフェノールだが、ワインを飲めば健康になるという短絡的な発想による誘導はいかがなものかと思われるが、一方でワインの中身成分にそうした効用がある物質が含まれているということも、徐々に明らかになっている。


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