WORLD FINE WINES   on line
Wine Brokerage & Education Servises
ワールドファインワインズ                                                     for Wine Industry Professionals
HOME
WINE MAKING
VITICULTURE
TASTING
MARKETING
HAVE A BREAK
WINE TALK
ABOUT US

SITE MAP


ワインビジネスサポート 電話サポート 専門資料のご提供
Google
WWW を検索 worldfinewines.com を検索




Home >

大音量音楽は、酒を甘く感じさせ、飲酒量を増やす 【イギリス】 2011年12月19日


大音量の音楽を聴くと、その音の大きさでアルコールが甘く感じられ、どれくらいの量の酒を飲んだのかわかりづらくなるという研究が示された。

発表したのは、イギリスUniversity of Portsmouthの心理学者Lorenzo Stafford博士。

アルコール消費と音楽のボリュームの関係の実証研究は初めてで、博士は、基本的に人間は甘味への嗜好を持っているので、甘味を感じればそちらの方向に行きやすい。大音量の音楽環境で酒の量が増えるというのは、その環境ではアルコールがより甘く感じられるためだというのは納得できる説明だとしている。

調査は18歳から28歳までの80人の参加者(女性69人・男性11人)で、アルコール度数の違いなどさまざまなタイプのアルコール飲料に対し、静寂な環境から大音量の音楽環境など4つの異なる環境下で行われた。

結果は、参加者は大音量の音楽を聴いた時の方が酒を甘いと認識し、他の環境と比べて明らかな違いがあったとしている。

博士は、この研究は大規模に行われたものではないとしながら、騒々しい環境での飲酒について非常に大きな示唆を与えるもので、バーなどの料飲店、アルコール飲料業界、規制当局である自治体などにも影響を与えるのではないかと語っている。

この研究は、Alcohol Research UK(イギリスのアルコールによる被害の周知を図っている機関)の基金で行われた。

酒の量を減らしたいと思っている人は、静かな環境で飲むといいのかもしれない。



【関連ページ】

アルコール常習・依存に遺伝子が関与  2011年4月11日』
WHO、世界のアルコール消費レポート2011を発表  2011年2月18日』
ワインのラベルには何が表示されるべきかーラベル表示規制の動き 【アメリカ】 2011年1月29日
アルコールが最も害のあるドラッグ―英論文で発表 【イギリス】 2010年11月5日
ワインの記事に健康に対する警告の掲載を強制 【フランス】 2008年1月15日
ワイン生産者達が適量飲酒の啓蒙活動に乗り出す 【EU】 2008年3月21日
フランスのワイン界、厳しすぎる広告規制に反対 【フランス】 2008年9月18日
適度な飲酒は心臓病のリスクを減らし、心も健康に 【フランス】 2010年5月21日
フランス政府、禁酒を推奨 【フランス】 2009年2月23日
ワインは食事の消化を助ける  2010年3月10日
消費者は、低めのアルコール度数のワインにはまだ懐疑的 【イギリス】 2011年9月16日』




Home >




       

| Home | Wine Making | Viticulture | Tasting | Marketing | Have a Break | Wine Talk | About Us | Site Map |
  WORLD FINE WINES  All Rights Reserved   プライバシーと諸条件