WORLD FINE WINES   on line
Wine Brokerage & Education Servises
ワールドファインワインズ                                                     for Wine Industry Professionals
HOME
WINE MAKING
VITICULTURE
TASTING
MARKETING
HAVE A BREAK
WINE TALK
ABOUT US

SITE MAP


ワインビジネスサポート 電話サポート 専門資料のご提供
Google
WWW を検索 worldfinewines.com を検索




Home >

飲酒とガンの発生リスクー研究者が提言 【フランス】 2011年7月14日


どれくらいの飲酒量が適量なのか。

フランスの研究グループが、適度の飲酒量は、がんの発生リスクの観点からみるかぎり、従来から言われている量より、より少なく見るべきとの見解を示した。

この研究は、フランスの国立研究機関French National Institute for Agricultural ResearchのPaule Latino-Martelらによって、カナダのCanadian Medical Association Journalに発表された。

研究者らは、多くの国でアルコール摂取のガイドラインがあり、適度な飲酒を呼びかけているが、そこには長期間にわたる飲酒のリスクは考慮されえていないと指摘する。

たとえばアメリカでは男性は1日2杯、女性は1日1杯が適量で分別ある飲酒量と推奨されている。またイギリスでが男性は週21杯まで、女性は14杯までが良いとされている。(1杯の中のアルコール量は、アメリカ13.7グラム、イギリス8グラムで計算)

研究者らはこうしたガイドラインは、飲みすぎやそこから波及する暴力や健康問題に警鐘を与えてはいるが、ガンの発生リスクについては考慮されていないと指摘する。

近年アルコール摂取は、口腔ガン、咽頭がん、乳がん、大腸がん、肝臓がんの発生リスクを高めることは、World Cancer Research FundやAmerican Institute for Cancer Researchからの発表からも明らかだとしている。

カナダ政府は、飲酒の新しいガイドラインを作り直すとしているが、Latino-Martelは、飲酒による発ガンリスクを回避できる飲酒量の上限はなく、そのため飲酒による発ガンリスクをなくすには酒を飲むべきではないと主張する。

Latino-Martelらは、適度な飲酒が心臓病の予防に効果があるとする見解については、それを否定しないとしながらも、心臓病の予防のために飲酒が促進されるのは、メリットがないとする最近のWHO(世界保健機構)の見解を引用している。

Alcohol consumption and cancer risk: revisiting guidelines for sensible drinking, by Paule Latino-Martel et al.(要登録)



【関連ページ】

アルコール常習・依存に遺伝子が関与  2011年4月11日』
WHO、世界のアルコール消費レポート2011を発表  2011年2月18日』
適度な飲酒は心臓病のリスクを減らし、心も健康に 【フランス】 2010年5月21日』
フランス政府、禁酒を推奨 【フランス】 2009年2月23日』
ワインは食事の消化を助ける  2010年3月10日』』
ストレスと深酒の関係―その因子となるホルモンを発見 【アメリカ】 2010年1月27日』
毎日続けて2杯以上の飲酒は、女性の心臓疾患リスクを増す
過度のアルコール摂取は乳がんの発生を高める
赤ワインにインフルエンザの感染を抑える効果
赤ワインの効用にさらに注目が
成人は赤ワインエキスのサプリを取るべし
前立腺肥大の抑制にぶどうが効力を発揮




Home >




       

| Home | Wine Making | Viticulture | Tasting | Marketing | Have a Break | Wine Talk | About Us | Site Map |
  WORLD FINE WINES  All Rights Reserved   プライバシーと諸条件