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Home > 犬の嗅覚でフィロキセラを検知する 【オーストラリア】 2015年4月8日 オーストラリアの研究者が、犬を訓練してその嗅覚でぶどうの大敵フィロキセラ(Phylloxera)を検知しようと試みている。 犬の嗅覚が驚くべき能力を備えていることは周知のことで、爆弾や麻薬・人の追跡など、実践で多く使われている。最近ではガンの検知にも使われようとしている。 メルボルン大学のぶどう栽培と動物科学の研究者・Sonja Needs氏は、犬がフィロキセラを検知できるのではないかと考え、訓練に入っている。 フィロキセラ(Phylloxera)は、ぶどうにとって致命的な害虫で、1800年代後半にはヨーロッパのぶどう畑のほとんどが感染し、ワインが壊滅の危機に瀕したことは有名だ。現在もフィロキセラはぶどう栽培者にとって最も脅威を抱く病気で、世界各地でその封じ込めが行われている。 Needs氏いわく、フィロキセラの検知訓練に一番適した犬は、人がちょっとおかしな犬だと思う犬(いわゆるダメ犬)で、こういう犬が必要だと語る。狂っていて手におえないという犬こそが、この種の仕事に向いていて、彼らはそうした仕事を待っているという。 また例えばすでに爆薬検知ができるように訓練された犬は、簡単に別のにおいの検知をあてがうことが出来るという。それは犬にとってはちょっとスイッチを切り替えるだけのことで、彼らはそれが大好きでやりたくてしょうがないのだと語る。 Needs氏が特に関心を持っているのは、フィロキセラの生態過程のどの段階で犬が検知するか、あるいはフィロキセラは土中深くのぶどうの根に生息することから、どれぐらいの深さで犬が検知できるかを確かめることだという。 もしこれが驚くほどの有用性を持つとすれば、フィロキセラ検知の画期的なツールとなると語る。 Needs氏は、フィロキセラの感染エリアとの境界をパトロールさせたり、ぶどう栽培に使う栽培道具をどこかに移動させる前にフィロキセラの付着を検知して、機器の移動による害虫の伝搬を防ぐことが出来るかもしれないと語っている。 Needs氏はオーストラリア・ヴィクトリア州政府と共同でこの研究を進めており、2015年末にも訓練の成果を出したいとしている。
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