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Home > フランスのぶどう畑の12パーセントが致命的な病気に感染、深刻な問題に 【フランス】 2014年10月27日 フランスのぶどう畑のおよそ12パーセントが、Esca(エスカ)などいくつかの病気で、死滅したりぶどうが結実できない深刻な状況になっていると報告された。 French Vine Institute (IFV)とFrance's Assembly of Chambers of Agriculture (APCA)は、フランスのおよそ10万ヘクタールのぶどう畑が感染し、ぶどう生産ができない状態になっており、その被害額は10億ユーロ(1400億円)にのぼると見積もっている。 APCAでは、過去3年間で毎年5−7パーセントの割合でぶどうの死滅が広がっていると指摘し、国家的な問題だと指摘している。 この被害をもたらしているぶどうの病気は主にEsca(エスカ)、Black Dead Arm(ブラック・デッドアーム)、Eutypa Dieback(ユーティパ・ディーバック)の3種で、ともにカビがぶどうの木に感染しておこる病気だ。 このうちEutypa Diebackは、死滅したぶどうの木を焼却したり、プルーニングの際の切り口を防かび剤で処理するなどして比較的コントロールがされているが、EscaとBlack Dead Armについては、2001年に防かび剤sodium arsenite(亜ヒ酸ナトリウム)の使用が、発ガン性があるとして禁止されて以来、効果的な対処法がない。 近年Escaの感染拡大がフランス全土で特に問題で、感染したぶどうは数年にわたる樹勢の弱体ののち、突然死する。しかもその多くが樹齢10−25年という最もぶどうの生産が活発な時期に起こっている。 ぶどう生産者は、死滅したぶどうの植え替えを毎年行わなければならず、その費用と労力の負担は相当のものになっている。 またぶどう品種によってかかりやすい品種があると見られ、IFVはNational Agricultural Research Institute(INRA)と複数の大学と共同で、どの品種が最も耐性があるのかを特定したいとしている。 これらの病気はぶどう生産者にとって深刻な問題で、21世紀のフィロキセラ(Phylloxera)と呼ばれるようになっている。 尚、これらのぶどうの病気はフランスだけでなく他のヨーロッパ地域、北米、オーストラリアなどでも問題となっている。
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