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Home > 2011年のワイン界の展望 2011年1月6日 21世紀の最初の10年が過ぎました。この10年、世界のワイン界ではさまざまな動きがあり、大きくワイン界が動きました。このことはマーケットの側面からもぶどう栽培・ワイン醸造のワインの生産の側面からも言えると思います。 具体的にはマーケットの面からは、
ワインの生産の面からは、
といったことが挙げられるかと思います。さてこの先世界のワイン界・日本のワイン界はどう動いていくのでしょう。 2011年のワイン界の展望 日々ワイン界に身をおいていますと、その変化はあまり実感がありませんが、5年前、10年前を振り返ってみると、いかに大きく変化しているのかがわかります。皆様はいかがでしょうか。 2011年、ワイン界の話題になるであろう事柄を挙げてみたいと思います。 流通・消費の側面
ワインの生産の側面
などを挙げておこうと思います。なかでも、世界経済の回復期待と中国の消費に関しては、2011年を通して世界のワイン界の大きな関心事となるのではないでしょうか。 日本国内のワイン市場 日本のワインマーケットは、過去10年間特段の増加傾向はなく、したがって2011年に急に日本のワイン市場が拡大に転じるということは、何か突発的なことが起こらない限り考えづらいことです。(日本人ひとり当りの年間のワイン消費量はおよそ2リットルで、世界ランクでは100位程度です。) この10年、レストラン・ワインバーの出店は非常に多く、業務用のワイン市場はたしかに伸びているといえます。しかしその一方で、家庭用消費は減っていると見なければなりません。 これは、消費者が小売店頭でワインを積極的に買っていないからですが、消費者はワインを買いたくなくて買っていないわけではありません。ワインを買える店がないと思っているからでありましょう。 特に過去2年は、経済環境の悪化で内食化傾向が強まりました。これは世界のいわゆる先進国はどこも皆同じでした。世界のワイン市場では、レストラン需要(いわゆる業務用市場)の落ち込みを家庭需要がカバーしたのですが、日本ではそれがほとんど起こりませんでした。 なぜなら日本のワイン市場では、レストランで飲んだワインと同じワインは、小売店頭ではほとんど手に入らないからです。 今のところワインの業務用市場は拡大傾向にありますし、インポーター各社もそのマーケットに注力している状況です。しかしいつまでもその伸びが続くとは思いづらいことです。 世界のどのワインマーケットを見ても、レストラン需要が家庭消費需要を上回るということはありません。 これはひとえに日本の流通・小売業の問題といえます。ワインが売れないというのは、決してワインを買わない消費者が悪いのではありません。現に消費者はレストラン・バーではワインをたくさん飲んでいます。 消費者は、小売店頭でワインを買いたいという強い欲求を持っていますから、きちんと対応すれば、店頭でワインは驚くほど売れていきます。 日本のワイン業界は、ゼロサムの市場を前提としたマーケティングを行っているようですが、決してそうではありません。ワールドファインワインズの試算では、少なくとも現在の2倍程度の顕在化していないワイン需要が日本には存在すると見ています。 今年こそ消費者から支持されるワイン小売業が多く現われることを期待したいと思います。 (伊藤嘉浩)
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