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Home > リオハ、『単一畑』格付けを導入へ 【スペイン】 2017年6月11日 スペイン・リオハのDOCaを統括する委員会(Consejo Regulador DOCa Rioja)は、リオハ域内での単一畑の格付けを認める決定を下した。これはワインがどこで造られたかという、市場の関心の高さに呼応したものだと説明する。 現在リオハのワインは、単にRiojaと表示されるだけで、村名やサブゾーンの表示は許されておらず、単一畑格付けの導入は、その問題の解決を緊急的に促すことにもなると期待される。 今回の動きは、スペインのテロワールを巡ってDOCaを統括する原産地呼称統制委員会と、リオハ域内の150以上の、現在のアペラシオンシステムを問題視するワイン生産者の長年にわたるバトルの末の決着だ。 対立していたリオハの生産者らは、ワインの格付けは土地の差やワインの品質によって格付けされるのが当たり前で、品質より生産量に重きを置く従来のやり方を変えるべく、抜本的な改革が必要だと主張してきた。これは、リオハのワインがスペインの誇りとしてさらに認知されることにつながると主張する。 現在のシステムは19世紀末に基礎が造られたもので、その後マーケティング手法としても有効だということで、ワインの樽の中での熟成年数の長さがそのワインの価値を高めるという価値基準が採用された。この価値基準がリオハ以外のスペインのワイン産地に広まっていった。 リオハにおける『単一畑』格付けの動きは21世紀になったころから年を追って大きくなり、2016年には多数のワインメーカー、ワイン商、ワインジャーナリストらが署名して、スペインワインのテロワールの認識を広めるよう要求する動きが見られるまでに発展した。 この要求では、リオハで造られたというだけのワインを最下層に置き、その上位に村名を名乗るワイン、さらにトップに単一畑を名乗るワインを置くという、ピラミッド型の格付けの導入を提唱している。 新しいRioja DOCaの単一畑格付けでは、従来の熟成年数による表記・最も若いJovenから始まり、Crianza、 Reserva、Gran Reservaは維持されるが、単一畑に格付けされるには、収穫量はDOCaの基準より20パーセント以上抑えなければならない。 また収穫は手摘みで、完全なトレーサビリティを確保し、初期段階と市場導入前という2段階の品質評価を通過しなければならないとされる。 統制委員会はまた、高品質のリオハ域内で造られる白とロゼのスパークリングワインについても新しいルールを初めて採用する。それによると、製法はシャンパン方式で最低15か月の熟成、上位格付けでは36か月以上の熟成期間を課す。 リオハワインの新しい『単一畑』格付け基準は、2019年1月1日から適用される。
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