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クレマン・ド・ブルゴーニュ生産者団体、ワインの格付けに同意 【フランス】 2016年4月20日


フランス・ブルゴーニュのスパークリングワイン、Crémant de Bourgogne(クレマン・ド・ブルゴーニュ)を造るワイン生産者団体は、クレマン・ド・ブルゴーニュの新しい格付けの導入に合意した。

それによると、新設されるカテゴリーでは‘Eminent’もしくは‘Grand Eminent’とラベル表記できることになり、現在のクレマン・ド・ブルゴーニュよりも厳しい基準が適用されることになるとブルゴーニュワイン委員会(BIVB)は述べている。なおクレマン・ド・ブルゴーニュは、いわゆるシャンパン製法で造られる。

‘Eminent’のカテゴリーでは、従来のクレマン・ド・ブルゴーニュがボトル内の澱(おり)との接触期間を9か月以上と定めているのに対し、24か月以上に引き上げるとしている。

また、‘Grand Eminent’のカテゴリーでは、
  • 白のクレマンでは、使用品種はシャルドネとピノノワールに限られ、ロゼのクレマンについては20パーセントを上限にガメイ(Gamay)の使用を認める
  • ボトル内での澱(おり)との接触期間は36か月以上
  • 最低アルコール度数は10パーセント
  • デゴルジュマン(ディスゴージンング:disgorgement)後、最低3か月のリリース前の瓶熟
  • ブリュット(Brut)についてはドサージュ(Dosage)あるいは残糖は、1リットル当たり15g以下
  • 果汁のプレスでは、初めの75パーセントだけしか使えない

などの新基準が設けられると報じられている。またBIVBは、格付けの監督には独立した組織が当たるとしている。

ブルゴーニュのワイン生産のおよそ10本に1本はクレマンとされ、クレマン・ド・ブルゴーニュ生産者団体には、ぶどう生産者・ワイン生産者・ネゴシャンら、現在3,284の加盟者がある。

クレマン・ド・ブルゴーニュは、2015年には1700万本が生産され、そのうち3分の1が輸出されている。また生産地域面積はおよそ2000ヘクタールとなっている。



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