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Home > 上級格付けカヴァ(Cava)が正式に発足 【スペイン】 2016年6月20日 スペインのスパークリングワイン・Cava(カヴァ)に、プレミアムワインであることを示すCava del Paraje Calificadoのカテゴリーが正式に導入された。Cava del Parajeとは、品質を保証されたシングルエステートカヴァの意。 カヴァを統制する委員会・CRDO del Cavaは、2015年5月にCava del Parajeのクラス分けの導入を発表していたが、2016年6月、正式に格付けの実施を承認した。 Cava del Parajeの認定には、従来のカヴァの基準より厳しい基準が設けられ、上級のカヴァであることを周知する。 Cava del Parajeの認証を受けるには、
という基準を満たす必要がある。 統制委員会CRDO del Cavaは、現在年間3000万本のカヴァがプレミアムカヴァをうたって造られているが、今回のCava del Parajeを名乗ることができるのは45万本程度になるとみている。 近年世界市場でのスパークリングワインの戦いは、その需要増を背景に激しさを増している。最もその恩恵を受けているのがイタリアのProsecco(プロセッコ)だ。カヴァも好調ではあるものの、プロセッコの勢いには追い付けていない。(日本では今のところ、プロセッコにそうした爆発的な勢いは見られない。) 従来世界市場においては、カヴァは安酒としてやや低く見られてきたという経緯があり、近年の世界的な品質志向の波に、カヴァはイメージとしてそれを引きずっている面があるようだ。 実際の近年のカヴァの品質改善は著しく、安酒をイメージされるような品質ではないものが多いのだが、カヴァはどれも同じと見られ、個別の中身の品質訴求がしづらいということは言えよう。 世界でスパークリングワインとしてイメージされるのは何と言ってもシャンパーニュだが、価格は安くはない。手ごろな価格で品質の良いスパークリングワインを求める消費者は急増していて、日本もそうした流れの中にある。 今回のCava del Parajeの格付け導入で、マーケットや消費者がそのワインを価格と品質面でどう見るのか、またその新しい格付けがカヴァ全体にどういう影響を与えることになるのか、今後の動きが興味深い。 スパークリングワインの格付けについては、クレマン・ド・ブルゴーニュでもふたつの上級格付けの導入が検討されている。(【関連ページ】参照)
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