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プロセッコ(Prosecco)、DOCGに昇格へ 【イタリア】 2009年5月29日


近年世界市場で、急速に売上が上昇しているイタリアのスパークリングワインProsecco(プロセッコ)がDOCGに格付けが昇格される。DOCGに昇格されるのは現在DOCであるProsecco di Conegliano e Valdobbiadineの区域のワイン。

プロセッコのDOCG昇格に当たっては、現在のプロセッコがスタイルや品質、価格にかなりのばらつきがあり、生産地域も明確でない部分があるため、それらを総合的に整理しようとする意図があると思われる。

生産地域に関しては、これまでフリウリ(Friuli)とヴェネト(Veneto)の間にあったIGTの区画をDOCに昇格させ、その区域のプロセッコにステータスを与えるとともに、全体のプロセッコのDOCGとDOCの面積は縮小させるというもの。

品質面については、新しいDOCのエリアの収穫量を現在のヘクタールあたり180ヘクトリットルから126ヘクトリットルに大幅に落とし、品質の向上を図る。DOCGのエリアの収量は95ヘクトリットルから90ヘクトリットルに変更される。

これにより2009年のヴィンテージでは、新しいDOCの生産量は27パーセント(およそ5000万本)落ちることになり、結果として価格は上昇するものと見られる。

また今回の規制により、DOCGとDOCの区域外の生産者は、Proseccoをラベルに表示できなくなる。その代わり現地でProseccoの同義語として使われているGleraを名乗ることができる。

Gleraを名乗るワインはこれまで海外に輸出されたことはほとんどないため、プロセッコのブランドイメージには影響しない。今回のProseccoのDOCG昇格で、過去数年にわたり2桁増の輸出を維持してきたプロセッコ全体のブランドイメージをさらに高めようとする戦略が見てとれる。

(参考)Prosecco to become DOCG, Decanter



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