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INAO、シャンパーニュのエリア拡大を決定 【フランス】 2008年3月15日


INAO(Institut National des Appellations d'Origine)は、シャンパーニュの世界需要の急増に対応して、シャンパーニュを名乗ることができる地域の拡大を行うことを決定した。

従来Champagneを名乗ることができる村は319とされ、それ以外の地域で獲れるぶどうについてはChampagneを名乗ることが出来なかったが、近年の世界的なシャンパーニュに対する需要の急増で、供給が追いつかない事態が発生している。

これに対応するためにINAOは、40の地域を新たにChampagneを名乗ることができるように指定する。これによりChampagneを名乗れる地域が拡大することになり、シャンパーニュの増産が図れる。

ただし、新規のぶどう園の開設は、EUの規制により2015年までできず、ぶどうを植えてから最初の収穫までに3年かかり、さらにChampagneとして出荷できるのにもう3年かかるため、これによる増産の大きな恩恵は2021年以降となる。

しかし新たに指定される地域の生産者は、一夜にして夢のような世界を手に入れることができそうだ。Champagneを名乗れることによって、これまで1ヘクタール当たり80万円程度だった土地の値段が、1億5000万円にも跳ね上がるからだ。シャンパーニュは2007年には1億5000万本が輸出され、全体の出荷量も過去最高を記録している。


【追記】

当初INAOが発表した新しいコミューンの数は40だったが、その後その中のふたつがはずされた。その結果許可される新たなコミューンは38となり、Champagneを名乗れるコミューンの総数は357となる。なお、なぜそのふたつのコミューンが外れることになったのかは説明されていない。

また、許可されるコミューン名は2008年3月末までにフランス政府の官報で告知される。



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