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シャンパーニュの需給がタイトに 【フランス】 2007年8月17日


近年のシャンパーニュ(Champagne)の需要増加に伴って、需給が逼迫してきている。

特にこの状況はプレステージ性の高いシャンパンハウスに表れてきているようだ。モエシャンドン(Moet et Chandon)も売り上げと利益は急激に伸びているが、生産は限界でこれ以上の需要増加に応えるのは難しいと言っている。

需要急増の背景は、大消費地であるアメリカの消費の伸びが著しいことに加えてロシア、中国、インドといった新興国が急激に消費を増やしていることなどが挙げられる。

今後不足するシャンパーニュの本数は、最大で3億5000万本にのぼるとみられ、この需要増を満たすのはすぐには難しそうだ。専門家らは問題を緩和するためには、短期的には現在熟成中の1億本程度と見られるワインを放出する以外にないと言っているが、すでに売り惜しみも見られるようだ。

長期的な解決はぶどうの作付面積を増やすことだが、これには当局の許可が必要で、許可が下りるのに少なくとも10年はかかると見られている。

シャンパーニュの需給の逼迫で最も大きな影響を受けるのは、フランスを除くと最大の消費国イギリスと見られている。


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