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Home > ぶどうの大敵ミルデューを的確に見分けるスマートフォンアプリがリリースーアデレード大学 【オーストラリア】 2016年11月25日 ぶどうは病気にかかると果実の品質や収量が落ち、結果として最終商品であるワインの品質が落ちることになる。そのためワイン生産者はぶどうの病気の発生をいつも警戒している。 ぶどうがかかる病気の種類は非常に多いが、中でもパウダリーミルデュー(powdery mildew)とダウニーミルデュー(downy mildew)という2種類のミルデューは、世界中どのぶどう畑でも発生する一般的な病気だが、被害は深刻で何としても対処しなければならない。 今回オーストラリアのアデレード大学はWine Australiaなどの協力を得て、この二つの種類のミルデューのうち、パウダリーミルデューの兆候をスマートフォンを使って簡単に的確に発見できるアプリを開発し、リリースした。パウダリーミルデュー(powdery mildew)は、日本ではうどんこ病と呼ばれている。 パウダリーミルデューはカビによる感染だが、初期の段階ではその兆候が肉眼で見て、埃なのかあるいは薬剤散布の痕跡なのか見分けがつきづらく、気が付いた時には感染が広がってしまっていたということも頻発する。 発表されたアプリはPMappと呼ばれ、ワイン生産者(ぶどう生産者)はスマートフォンで撮影し、コンピュータの画像解析によりそれがパウダリーミルデューかどうか、感染していた場合はその深刻度を知ることができる。 このアプリは2015年12月からオーストラリアの一部地域で試験的に導入されていたが、今回その結果が良好だとしてオーストラリア全域はもとより、世界中に解放された。アプリのダウンロードは無料。 PMappアプリは、ぶどう園の中ですぐに病気のデータを入力し送信することもできる。データを受け取った解析者はそれをGPSの位置情報とそのほかの評価項目を合わせて評価し、その解析結果を送信者に返信する。 アデレード大学の植物病理学の教授でこのプロジェクトのリーダーでもあるEileen Scott教授は、このアプリとウェブサイトはパウダリーミルデューをぶどう園運営者がよく理解して、日常のぶどう園管理の中でより早期の発見ができるようにとの目的でつくられている。 同時にこのサイトは、経験の乏しい新しいぶどう園スタッフはもとより、経験豊富なスタッフをリフレッシュさせ、ぶどう畑に出たときにより自信を持ってもらうためという目的もある、と語る。 実際に既に2016年ヴィンテージでPMappを使ったユーザーらはその有用性を認め、さらにほかのぶどうの病気への応用も視野に、このシステムはワイン業界の優れたツールとして使われていくことになるのではないかと話している。 PMappは、アップルのApp Store、グーグルのGoogle Playで入手できる。 またオンラインサイトは、 Powdery Mildew Online Resource アデレード大学(University of Adelaide)のサイトはこちら。 Winegrape powdery mildew app goes global
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