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ナパの大多数のワイン生産者、2017年までにぶどうの植え替えを計画 【アメリカ】 2016年11月12日


カリフォルニアのナパ(Napa)は誰もが知る世界のトップワイン銘醸地で、カリフォルニアワインのアイコンだが、近年カリフォルニアで発生しているいくつかのぶどうの病気が、ナパのぶどうの品質に大きな影響を及ぼすようになっている。

病気によるぶどうの品質劣化は、ワインの品質劣化と同義だ。直近のNapa Valley Grapegrowersの調査によると、加盟メンバーの86パーセントがすべての区画ではないにしろ、2017年までにその改善策としてぶどうの木の植え替えを行うと回答している。

60パーセントの生産者は2015年に区画の一部を植え替えたと回答し、今年2016年では62パーセントが行ったと回答していて、ナパでは着々と病気対策のためにぶどうの植え替えが進んでいる。

多額の費用と手間をかけてぶどうを植え替えなければならないほど深刻な問題の発生は、近年のred blotchと呼ばれるウイルス感染とピアース病(Pierce’s disease:PD)のブレークによるところが大きい。

red blotchとその関連の病気では、ぶどうの糖度が4〜5Brixほども落ち、この糖度では優れたナパのワインを造ることは難しい。またピアース病は致命的な病気で、これまで様々な施策がとられているが、根本的な解決策は見出されていない。

ピアース病は10〜15年周期で大ブレークが起こるとされ、直近では2015年に大発生した。そのためピアース病については当面峠は越えたと見る向きもあるが、Napa River沿いの地域では感染が70パーセントに及んでいるところもあり、その蔓延は脅威だ。

ぶどう生産者の中では、これを機に最新のぶどう栽培テクノロジーの導入を図るところもあるようだ。ナパのぶどう園では労働力不足に直面していて、機械化を進める動きも活発化している。



【関連ページ】

ピアース病(Pierce’s disease)、カリフォルニアで急増 【アメリカ】 2015年12月7日』
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