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ワイン消費者は、ワインブログより小売店頭を信頼 【イギリス・アメリカ・フランス】 2011年2月2日


Wine Intelligenceの調査で、イギリス・アメリカ・フランスでは、消費者からみて、個人のワインブロガーからの情報が、ワイン情報の中で最も信頼されていない情報であるとの結果が出された。

調査によると、全体では50パーセント以上の人が、小売店頭でのワイン商からのアドバイスを信頼したのに対し、ブログから発信されるワイン情報を信じるとしたのは20パーセントだった。

特にアメリカでは、80パーセントがワイン商を信用すると答えている。またフランスでは、わずか10パーセントの人しかワインブログを信じていないとしている。

しかしながら、インターネットをワイン情報の入手源として利用している人は多く、アメリカでは3分の2のワイン消費者は、インターネットでワイン情報を探し、3分の1の人たちは、FacebookやTwitterといったソーシャルメディアを使っている。

イギリスとフランスでは、アメリカほどインターネット経由でのワイン情報入手は活発ではなく、インターネットの活用は50パーセント以下、ソーシャルメディアの利用は16パーセントとなっている。

インターネット上のワイン情報では、イギリスではスーパーマーケットのサイトに人気があるのに対し、フランスではワイン専門サイトとして認知されているサイトに行く傾向が強い。

アメリカでは、ワインショップや新聞、小さなワイン生産者のサイトが最もよく利用されており、スーパーマーケットのサイトはFacebookの利用以下だ。

欧米では、消費者がワインを購入する際に、どんな情報を最も重視するかという調査が繰り返し行われている。ワインブランドとか店頭のプロモーション、ワイン評論家の点数・推薦、ワインラベルの印象、過去の経験などいくつかの選択肢の中で、ほとんどいつもトップを占めるのが友人からの推薦だ。

その意味で、店頭におけるワイン商との対面でのマンツーマンのやり取りは、インターネット上の第3者が発する情報よりも、消費者は信頼感・安心感をもって受け取ることになるのだろう。

日本のワイン販売環境は欧米とはかなり異なるため、この調査結果をそのまま日本に当てはめることはできないかもしれない。はたして日本の消費者は、ワインの購入にあたって、信頼できる情報源をどれほど持っているだろうか。



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