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Home > フランスのぶどう園、雹を防ぐネットの使用を承認―INAO 【フランス】 2018年7月27日 フランスのワインを統括する組織INAOは、2018年6月20日、雹害を防止するためにぶどうの木をネットで覆う施策を承認した。 ネットの効果の検証は2015年以来ブルゴーニュで行われていて、効果があり、なおかつネットで覆われたぶどう畑が、当該畑の気候環境(mesoclimate)やその地域のぶどうに共通する基本的な性格を作為的に変えることはほとんどないと認められ、ネットの使用が承認された。 近年、雹による被害はフランス全土に及んでいて、ひとたびその被害にあうと、極端な収穫減をもたらすなど、甚大な被害を被る。また、複数年にわたる被害も多く、ブルゴーニュの生産者らは、2年続けて壊滅的な被害を受けたところもある。 今年2018年も、既にボルドーでは数千ヘクタールに及ぶ地域が被害にあい、ブルゴーニュのニュイサンジョルジュでは150ヘクタールが被害を受けている。さらにはシャンパーニュ、コニャック、フランス南部も過去数年の間に複数回雹害を被っている。 フランス農業全体では、雹による損失は年5億ユーロ(およそ650億円)以上にのぼると見られ、予期できない気象変化は、同じ年に複数回、あるいは継続年で被害を生じさせている。 雹害による生産量の激減は、生産者を直撃するだけでなく、ワインの市場価格に影響する。 ネットによる雹害対策は有効性が高いと見られるが、いくつか問題点も指摘されている。ひとつはやはり作柄への影響で、ぶどうを覆うことによって日陰となり、ぶどうの成熟に影響しないかという点だ。さらに、ぶどう園の景観の問題も指摘される。 ひとつは導入費用の問題だ。ネットの導入はヘクタール当たり€15,000 ~ €20,000(200万円~260万円)かかり、中級以上の価格帯のワインを生産する生産者でないと、費用が賄いきれないと見られる。 現実的な問題として、費用が賄えるだけの規模の大きな、裕福な生産者が採用できることになるが、雹の襲来警報を何度も受け取っている人たちにとって、ネットの導入は心理的な安心感を持てることになるのではないかとある生産者は語っている。 ブルゴーニュでは2017年、雹から守るハイテク天候シールドシステムを全域に導入している。(【関連ページ】参照)
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