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ソーテルヌのCh Climens(シャトー・クリマン)も2017年ヴィンテージを断念 【フランス】 2018年2月4日


フランスのソーテルヌ・Barsac(バルザック)の銘醸Château Climens(シャトー・クリマン)は、2017年ヴィンテージのファーストワインであるChâteau Climensをリリースしないと発表した。

シャトー・クリマンは、ソーテルヌ(Sauternes)の格付け1級のシャトーだが、2017年4月後半にボルドーを襲った霜害でぶどうが大打撃を受け、2017年ヴィンテージをあきらめざるを得なかったと語った。

霜害でぶどうのつぼみが打撃を受け、その後実への成熟が見られず、最終的な収穫段階では1ヘクタール当たりの収穫で、たった1樽程度のワインしか見込めず、シャトー・クリマンのファーストワインとしてリリースすることはできないと判断した。

尚、そのセカンドワインである‘Cypres de Climens’は、少量だがリリースされる。

バルザック地区(Barsac)にはクリマンのほか、Coutet(クーテ)、Rieussec(リューセック)、Sigala-Rabaud(シガラ・ラボー)、 Suduiraut(スデュイロー)などの銘醸があるが、どのシャトーも同様に大きな霜害を受けた。だがたまたま区画の一部が多少被害が軽度であったりしたところもあり、リリースを断念するところまではいっていないようだ。

2017年のボルドーのヴィンテージでは、グラーヴ(Graves)のPessac-Léognan(ペサック-レオニャン)の銘醸Château de Fieuzal(シャトー・ド・フューザル)が、同じく霜害でワインのリリースを断念している。



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