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Home > フランス、病気に耐性のある4つのぶどう新品種を創出 【フランス】 2018年2月23日 フランスの国立農業研究所(National Institute of Agricultural Research (INRA))は、ぶどうがかかる主要な病気に耐性のある4つの新しいぶどう品種を開発した。それらはそれぞれFloreal, Voltis, Artaban, Vidocと名付けられた。この新品種の開発には18年が費やされた。 INRAの研究責任者は、この4品種は、ぶどう畑に緑の革命を起こすことになると語る。それは、これらの品種がぶどうの主要な病気であるふたつのミルデュー(downy mildewとpowdery mildew)に対して、80〜90パーセントの耐性を示し、ash diseaseに関しては完全な耐性を示すことから、薬剤散布が大幅に軽減されることが期待されるからだ。 Florealは白ぶどうで、エキゾチックなフルーツの感じがあるという。Voltisも白ぶどうで、軽やかな感じだという。後の2品種は黒ぶどうだが、Vidocはがっしりとした赤ワインに、Artabanは軽くてフルーティな赤ワインになるという。 フランスはヨーロッパ最大の農薬使用国で、年間70,000トンの農薬が使われている。その中でぶどう栽培で使われる農薬は、フランス農業全体で最大となっている。 過去10年でフランスの農薬使用は減少しているとされるが、カビの病気予防に使われる農薬のうち、8種類は発がん性が認められる、あるいは疑われるもので、17種はホルモン異常を起こす可能性の指摘があり、10種は神経に影響を及ぼすことが確認されている。 新しく開発された4種のぶどう品種では、こうした農薬の使用がかなり軽減できると期待される。新品種は2018年におよそ20ヘクタールに植えられ、2019年には100ヘクタールに拡大される。 この新品種開発プロジェクトは、French Institute of Wine (IFV), Champagne Committee, Chambers of Agriculture of Vaucluse and Gironde, Sicarex Beaujolaisの各団体からの研究者によって共同で進められてきた。 彼らの努力が反映され、消費者に良いワインの提供と同時に、過剰な農薬使用のないぶどう栽培がおこなわれるようになることを期待したい。
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