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Drappier（ドラピエ）、実験的に海中で熟成させたシャンパーニュをリリースへ　【フランス】　2017年12月11日

シャンパーニュのDrappier（ドラピエ）は、実験的に海中に沈めて熟成させたシャンパーニュ2種類を、通常の状態で熟成させたドラピエのシャンパーニュとセットにして販売すると発表した。

Drappierは2013年に、イギリス海峡に面したブルターニュのSaint-Maloで、この地でワイン商を営むドラピエの顧客が、長年いろいろなワインを海に沈めてワインがどう変わるのかを確かめているということを聞いてそれに触発され、自社のシャンパーニュを海中に沈めて検証を始めた。その後2015年にも1種類のシャンパーニュを追加で沈めている。

今回Drappierは、それらの海中に沈めて熟成させたシャンパーニュと、通常にドラピエのセラーで熟成させたシャンパーニュの2本をセットにして、限定的に販売する。

セットは‘Immersion’と名付けられ、消費者にユニークなテースティング経験を提供することになるとしている。‘Immersion’は2本入りの木箱セットで、沈められた方のボトルには貝殻などが付着しているため、丁寧に梱包されている。

沈められたシャンパーニュは2種類で、ピノノワール100％のBrut Nature（ブリュットナチュール）のセットは90ユーロ、Grande Sendrée 2008（ピノノワール55％・シャルドネ45％）のツインパックは190ユーロ。

2013年にドラピエが海中熟成を始めるきっかけとなった記事は下記をどうぞ。
『シャンパーニュを海中に沈めて熟成を促す実験　【フランス】　2013年7月25日』

【関連ページ】

『シャンパーニュを海中に沈めて熟成を促す実験　【フランス】　2013年7月25日』
『200年前の難破船から引き上げられたシャンパーニュ、そのお味は？　【フィンランド】　2010年11月19日』
『アメリカ政府、海中熟成ワインの中身を問題視・販売差し止めへ　【アメリカ】　2015年3月23日』

『Krug（クリュグ）のCEO、シャンパーニュをフルートグラスで飲むのは耳栓をしてコンサートに行くのと同じと発言　【フランス】　2017年9月15日』
『シャンパンの泡は大きいほうが味が良い？－研究で　【フランス】　2016年12月27日』
『シャンパンの泡の秘密　【フランス】　2009年10月7日』
『シャンパーニュは静かに注ぐべし　【フランス】　2010年8月15日』
『シャンパンは開ける前に振った方がいい？　【フランス】　2014年12月26日』
『シャンパーニュの泡をもっと立たせる法　【フランス】　2006年10月12日』

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