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Home > 200年前の難破船から引き上げられたシャンパーニュ、そのお味は? 【フィンランド】 2010年11月19日 2010年8月、フィンランド沖の海底に沈んでいた難破船から168本のスパークリングワインが引き上げられた。引き上げられたワインはシャンパーニュで、Juglar,呼ばれる1829年にJacquessonに統合されたシャンパンハウスのものものだとされた。 引き上げられたスパークリングワインは、発見当初はVeuve Clicquotのものだと思われたが、Veuve Clicquot自身は自社のものではないと否定していた。 これらのワインは、フランスのルイ16世からロシア帝国に贈られたものだと言われる。 さて気になるその中身だが、今回フィンランドのマスターオブワインEssi Avellanが、ワインをリコルクする際にテースティングし、そのテースティングコメントを寄せている。(このワインは、引き上げ直後にもテースティングが行われている。) 発見当初は、ワインはVeuve Clicquotではないとされたが、リコルクの際に中にVeuve Clicquotが含まれているのが確認され、その両方をテースティングしている。 それによると、どちらも非常に生き生きとしてフレッシュだった。予想したとおり甘口で、輝く黄金色をして、蜂蜜の香りとともに、トーストや農場のような香りがしたとコメントしている。 ワインのうちVeuve Clicquotのものは、1830年代前半のノンヴィンテージであると専門家によって確認されたということだが、そうだとすると180年ほど海底に眠っていたことになる。 ワインが眠っていた環境は、水深55メートルで水温は5℃の真っ暗な状態だったという。さらに、現場にはまだいくつかのロットのシャンパーニュが今も眠っているとされるが、その難破船の沈んでいる場所は秘密にされているという。 現存する最古のシャンパーニュは、Perrier-Jouëtの1825年物で、これは同社のセラーに眠っている。 今回引き上げられたシャンパーニュは、オークションも計画されているようだ。
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