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Home > フランチャコルタ、使用を禁止された土着品種を許可へ―温暖化対策で 【イタリア】 2017年4月23日 イタリア・ロンバルディア(Lombardia)で造られるスパークリングワイン、Franciacorta DOCG(フランチャコルタ)に、イタリア国内のDOCGとDOCでは使用が禁止されてきたぶどう品種Erbamat(エルバマット)の使用が許可される見通しとなった。 フランチャコルタは、シャンパン方式で造られるイタリア最上と目されるスパークリングワイン。現在のフランチャコルタの許可ぶどう品種は、シャルドネ、ピノノワールとピノビアンコ(Pinot Bianco)の3種。(ピノビアンコの使用は最大50パーセントまで) 今回イタリア農務省とフランチャコルタ生産者連盟(Franciacorta DOCG consortium)は、その規制を変更すると発表した。この規制変更は2017年ヴィンテージから適用となり、修正は公的なジャーナル・Gazzetta Ufficialeで発表される見通し。 正式な発表後は、新しい許可品種Erbamatは、前記3品種とともに使用が許可されるが、その使用は10パーセント以内とされる。 Erbamatは、ロンバルディア近辺で少なくとも16世紀以前にさかのぼるとされる土着品種で、細々と生き延びてきたようだが、ワインとしての優秀性が認められず、DOCGとDOCのワインではその使用が禁じられてきた、ほとんど絶滅種だと言われていたぶどうのようだ。 ぶどうの特性は、晩熟でかなり温暖な気候帯でも高い酸度を示し、糖度は上がらない、風味の個性がないニュートラルなぶどうだとされる。 しかし近年の地球温暖化の影響で、これまでの許可品種3種の個性が変化してきて、フランチャコルタの特徴が損なわれる懸念が生産者の中で議論されてきたようだ。 フランチャコルタの持ち味は、味わいとともにしっかりとした酸があることで、そのしっかりとした酸がワインの長熟を可能にすると見られているが、近年の産地の温度帯変化でその酸のノリが悪くなってきているようだ。 Erbamatはその素性から、酸の補強に有効で、風味もニュートラルなことから、フランチャコルタに少量使用するのはフランチャコルタの品質と個性の維持に有効だとされたようだ。 Erbamatは、これまでは一部で並級のテーブルワインとしてトレビアーノ(Trebbiano)などとブレンドして使われていたようだが、現在一部のフランチャコルタ生産者が少量実験的に栽培している。
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