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2015年のワインメーカーの中のワインメーカーにEgon Müller氏　【ドイツ】　2015年3月19日

2015年のWinemakers’ Winemaker Award（ワインメーカーの中のワインメーカー）に、ドイツ・モーゼルのWeingut Egon Müller-Scharzhofの当主Egon Müller（エゴン・ミュラー）氏が選ばれた。

Winemakers’ Winemaker Awardは2011年に始まり、Masters of Wine（マスター・オブ・ワイン）のタイトルを持つワイン醸造家だけのパネルメンバーと過去の受賞者によって選ばれる。

2015年は、エゴン・ミュラー氏が受賞した。Weingut Egon Müller-Scharzhofはモーゼル（ザール地区）の歴史的な銘醸で、Wiltingenの際にあるScharzhofberg（シャルツホーフベルグ）の畑から産出されるScharzhofberger（シャルツホーフベルガー）はつとに有名だ。

Egon Müller氏は1959年生まれ。1991年に先代のEgon Müller3世の跡を継ぎ、同ワイナリーの当主となっている（Egon Müller4世）。4世は、ガイゼンハイム大学で醸造学を学び、世界各国のワイン産地で経験を積んでいる。

氏は今回の受賞に当たり、この上ない喜びだと語り、特に世界のワイン界に優れた見識を持って活動しているMasters of Wineのメンバーである、優れたワイン醸造家の方々から栄誉を与えられたことは光栄なことだと語っている。

過去のWinemakers’ Winemaker Award受賞者は次の通り。

2011年　Peter Sisseck (Dominio de Pingus, Spain)
2012年　Peter Gago (Penfolds, Australia)
2013年　Paul Draper (Ridge, California)
2014年　Anne-Claude Leflaive (Domaine Leflaive, Bourgogne)

【コメント】

私がワインの勉強を始めた1980年代初頭は、日本に少しずつワインが入り始めたころでした。1980年代を通じて日本で最も好まれたのはドイツワインで、その頃はEgon Müllerをはじめとした多くのドイツの銘醸と接する機会がありました。

現代では、ドイツワインは影が薄くなっていますが、これらの傑出したリースリングワインは、変わらずその価値を放ち続けています。

Egon Müllerに限らず、是非そうした優れたワインをお試しいただくとどうかと思います。

（伊藤嘉浩）

【関連ページ】

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『過小評価されがちなワインたち』のリースリングの項
『試してみたいぶどう品種のワイン、あれこれ　【その2】　白ワイン編』のリースリングの項

『お奨めしたいワインとワイン生産者があります』のドイツのワイナリーの項

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