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Home > オーストラリア、中国の不可解なワイン検疫に困惑 【オーストラリア・中国】 2014年5月12日 オーストラリアは、中国に輸出されるオーストラリアワインが中国への通関時、不可解な検疫により通関できず、廃棄処分されたり通関拒否を受けて返送されるという事象が多数発生しているため、中国にワインを輸出する際には気をつけるようワイン生産者に忠告している。 問題となっているのは中国がワインの通関の際行っている、ワイン中のマンガン(manganese)の含有量検査。中国は、ワイン中のマンガンの含有量の上限を2mg/Lとしていて、ワインの抜き打ち検査でそれを上回るワインの通関を認めていないという。 オーストラリアは、ワイン中の含有成分でマンガンが規制対象となるという事例は、中国を除いて世界のどの国においても聞いたことがなく、世界市場でワインの構成成分の中でマンガンの値が問題になったこともないと困惑している。 中国側は、ワインに基準値を超えるマンガンの添加は認めないとしているが、世界のワイン醸造でワインにマンガンが添加されるということはないし、そうした事例を聞いたこともない。 マンガンは人体に必要な基本的な栄養素のひとつで、サプリメントをとっている人も多い中、なぜ中国がワイン中のマンガンを問題にしているのか理解できないとしている。 中国のワイン中のマンガン規制は、オーストラリアワインだけをターゲットとしたものではないようで、世界中からその報告が上がっているという。 オーストラリアは、中国へワインの輸出をしようとする自国のワイン生産者に対して、無用な混乱を避けるため、オーストラリア国内のAustralian Wine and Research Institute(AWRI)など権威のある組織で、マンガンの含有量を事前にチェックするよう忠告している。 ただし中国は、有効な検査結果は中国の検査機関によるものだけだとして、自国以外の検査機関での結果は受け付けないとしている。 オーストラリアは、中国当局に対して根拠のない不必要な規制を改善するよう、話し合いを続けていくとしている。中国はワインに関してマンガン以外に鉄(iron)は上限8mg/L, 銅(copper)は1mg/Lと定めていて、オーストラリア政府は中国への輸出ガイド(Export Market Guide to China)の中で注意喚起を掲載している。 なお、オーストラリアワインは現在中国でフランスワインに次いで2番目に多く輸入されている。
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