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アメリカで最も人気のあるぶどう品種はシャルドネ、その他上位には何が? 【アメリカ】 2013年4月18日


ニールセンの調査によると、2012年のアメリカのワインの小売で、最も多く購入されたぶどう品種はシャルドネで、全体の21パーセントを占めた。

2番目に多かったのはカベルネソーヴィニオンで、全体の12パーセント。続いてメルロ・9パーセント、ピノグリ―ジョ(ピノグリ)・8パーセント、モスカート(マスカット)6パーセントと続いた。

アメリカではワイン小売業者の数は増え続けていて、5年前に比べて全米で50,000店増えている。

ワインを店頭で売る日本でいう酒類小売業は15パーセント増加して全米で約175,000店、レストランやバーなど飲食店でワインを提供する店は12パーセント増加して、全米で332,000店となっている。(アメリカは日本と違い、レストランなどの飲食店での酒類の販売は免許制となっている。)

アメリカの2012年のワイン消費は過去最高となっており、世界で最もワインを多く消費する国となっている。アメリカのワイン消費の増加の背景には、レストラン・バーなどを含んだ小売店舗数の増加で、消費者がワインによりアクセスしやすい環境になってきていることがあるようだ。


 【コメント】

フランス・イタリア・スペインなどのヨーロッパのワイン生産国を除くと、世界のワイン小売の現場は、ぶどう品種によるワイン販売が主流となっています。

もちろんワインの生産国や生産地域というのは、消費者にとってワインを選ぶ上の重要な要素ですが、現実的に世界のワイン消費者は、ぶどう品種を目安にワインを選択するというケースが多いといえます。それはその方がわかりやすく、自分の買いたいワインのタイプをイメージしやすいからです。

日本のワイン小売の店頭で、ぶどうの品種による陳列・販売を導入しているところは、今のところかなり少数派です。しかしシャルドネやカベルネといったぶどう品種の個性を、ステップを踏んで、優しく消費者に提供していくというやり方はあるのではないでしょうか。

日本ではどんなぶどう品種のワインが好まれているのでしょうか。

(伊藤嘉浩)




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