2010年ヴィンテージのクリュ・ブルジョワ（Crus Bourgeois）を発表

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2010年ヴィンテージのクリュ・ブルジョワ（Crus Bourgeois）を発表　【フランス】　2012年9月25日

クリュ・ブルジョワの運営組織であるAlliance des Crus Bourgeois du Médocは、2010年ヴィンテージのクリュ・ブルジョワ（Crus Bourgeois）のリストを発表した。このヴィンテージでクリュ・ブルジョワに認定されたのは260シャトー。（2009年は246シャトー）

かつては公式の格付けとして存在したクリュ・ブルジョワは、現在は格付けではなく、Alliance des Crus Bourgeois du Médocという団体が運営する認証として、2008年ヴィンテージから再出発した。今回は新生クリュ・ブルジョワの3年目。

文末のリンクに見られるように、そのリストはシャトー名の羅列で、ワインを選ぶ側からすると何か基準めいたものが示されているわけではない。

アライアンスでは今後、2つないし3つの品質によるグループ分けを導入しようとする動きもあるようだ。

なお、新生クリュ・ブルジョワには、かつてクリュ・ブルジョワに属していたいくつかの有力シャトーは、その運営方針などに対立して加盟していない。

クリュ・ブルジョワ　アライアンスの公式リスト

【コメント】

2009年ヴィンテージのクリュ・ブルジョワを先ごろ70種類ほどテースティングする機会がありましたが、その品質はかなりばらつきがあるように感じました。2009年のボルドーは傑出しているとの前評判が高かったヴィンテージですが、特にメドックのワインについてはテースティングをしたうえでの仕入れをお勧めしたいと思います。

ワールドファインワインズでは、2012年7月3日にお届けしたニュースレター『2009年ヴィンテージのボルドーワイン』で、ボルドーワイン全般を概観しています。ご要望により、バックナンバーとしてお送りいたします。『ワールドファインワインズ　ニュースレター』へのお申込みは、こちらからどうぞ。

（伊藤嘉浩）

【関連ページ】

『新生クリュ　ブルジョワ2009、発表される　【フランス】　2011年9月28日』
『新生クリュ・ブルジョワ2008を公表　【フランス】　2010年9月27日』

『新しいクリュブルジョワのシステムに有力ワイナリーが不参加を表明　【フランス】　2010年5月16日』
『クリュブルジョワ（Cru Bourgeois）の使用が復活　【フランス】　2009年12月3日』
『クリュブルジョワ（Cru Bourgeois）の使用が禁止へ　【フランス】　2007年7月12日』
『ボルドーワイン委員会、ボルドーワイン復活に向けた3か年計画を発表　【フランス】　2010年8月1日』

『パヴィとアンジェラス、最高格付けに昇格　【フランス】　2012年9月13日』

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