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ワインセクターのために用意された巨額資金、使われず放置 【EU】 2009年7月13日


ヨーロッパのワイン界の大改革のために用意された巨額の資金が、実際にはほとんど使われず、放置されているという実態が明らかになった。

ヨーロッパ委員会(The European Commission)の農業部門Agriculture and Rural Development)は、過去数年にわたるEUワイン関係各国による困難なワイン改革プランをまとめ上げ、2009年から実行に移した。これは、ヨーロッパワインの世界市場における地盤沈下が著しく、ヨーロッパの主要産業のひとつであるワイン部門の大きな改革を目指したものである。

そこでは2009年度の予算として、6億3400万ユーロ(現在レートでおよそ850億円)がその対策費として加盟各国に割り振られた。この資金は、各国ワイン界活性化のために使える資金で、その使い道の中にはワインのプロモーションなども含まれる。

しかし、現実にはすでに年の半分が過ぎた5月末現在、全体の20パーセントに当たる金額しか消化されておらず、全く使用していない国もいくつかあるというのが実体だ。

この資金の活用の中には、競争力のない生産者が市場から退場したり、余剰なぶどう園を閉鎖するための補助金も含まれるが、ヨーロッパワイン界の活性化の大きな原資となる基金がほとんど使われてないという実態に、EU委員会は強い失望を示している。

EU委員会農業部門委員長Mariann Fischer Boel(マリアン・フィッシャー・ボエル)は、この資金が2009年10月15日までに使われなければ、残金は消滅する。加盟各国は、自国のワイン産業活性化のために、靴の紐を締めなおせという表現を使って、その資金の活用を行うよう求めている。

(参考)Mariann Fischer Boel Member of the European Commission responsible for Agriculture and Rural Development The EU wine reform CEEV (Comité européen des Entreprises Vin) Board meeting Santorini, Greece, 8 July 2009, European Commission



【関連ページ】

EUのワイン改革、大幅な妥協の末、合意





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