ミシュランガイド、ワインアドヴォケイト誌を完全買収

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ミシュランガイド、ワインアドヴォケイト誌を完全買収　【フランス・アメリカ】　2019年11月29日

フランスのタイヤメーカーで、レストランガイドで有名なミシュラン（Michelin）は2019年11月、ワイン誌The Wine Advocate（ワインアドヴォケイト）に100パーセント出資し、完全に買収した。

ワインアドヴォケイト誌は、1978年にRobert Parker（ロバート・パーカー）によって出版が開始され、以来同氏のワインレビューの発信元としてワイン界に大きな影響を持ってきた。

ミシュランは2017年にワインアドヴォケイト誌に40パーセントを出資し、パートナー関係にあったが、今回出資比率を100パーセントにして、完全に傘下におさめた。

ロバート・パーカー氏は2012年、Wine Advocateをシンガポールの投資家集団に売却し、一線から身を引く形となっていた。

売却後Wine Advocateは、中国とアジアを中心に発行部数を伸ばし、2016年からは同誌はシンガポール・香港・マカオでミシュランの星付きレストランを展開するグループと提携関係にあったとされる。

今回の完全買収で、ミシュランは食とワインを一体で展開することによって、Wine Advocateを発展させることができると期待している。

【関連ページ】

『ミシュラン、Wine Advocateに40パーセント出資　【フランス】　2017年7月10日』
『ロバート・パーカー氏、正式に引退を表明　【アメリカ】　2019年5月21日』
『ロバート＝パーカー氏、アジアに拠点を移行　【アメリカ】　2012年12月11日』
『ロバート・パーカー、今後のプリムールの評価には関与しないと表明　【アメリカ】　2015年2月27日』

『ワインの点数評価は、消費者のワイン購入を助けることになるのだろうか』
『金賞受賞ワインの怪』

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