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Home > Chジスクール、不法な補糖で摘発される―シャトー側は不作為を主張 【フランス】 2018年4月3日 ボルドー・マルゴー(Margaux)の格付け3級のChâteau Giscours(シャトー・ジスクール)が、2016年ヴィンテージのワイン397ヘクトリットル(53,000本分・230万ユーロ相当)を、違法な補糖をしたとして、フランス当局に差し押さえられた。 摘発はシャトー・ジスクールが、この年は補糖が許されていないメルロに補糖を行って、アルコール度の増強を図ったというもの。 フランスを含むEUでは、制度上ワイン醸造における補糖は許されているが、2016年ヴィンテージに関しては、ジスクールがあるマルゴー(Margaux)では、メルロ(Merlot)については補糖が許可されていなかった。(ほかの品種は許可) これに対しジスクール側は、確かに2016年のカベルネソーヴィニオンとメルロに補糖を始めたが、それはマルゴーのワイン生産を統括する組織Organisme de défense et de gestion (ODG)から、補糖許可の連絡があったからだ。補糖は良かれと思ってやったことで、規則を冒してワインを造る意図は全くなかったと主張する。 ジスクールの責任者Alexander Van Beek氏は、2016年10月10日に届いた統括組織ODGからのメールには、この年(2016年)のぶどう果汁には1パーセントまで補糖して良いと書かれていた。 しかし同日そのメールの45分後に送られたメールには、メルロは補糖してはならないと書かれていたが、既にいくつかのタンクには補糖が施されていた、と言う。我々はすべての記録を残しており、これは法を犯す意図的なものではなく、コミュニケーションによる行き違いだと主張する。 今回の混乱では、補糖の許可・不許可を統括承認するINAOや最終的な決定を下す地方政府・この場合は‘Préfet’ Bordeauxなどの各組織間の連携の不具合も指摘される。 この件でジスクールは訴追され、法廷に持ち込まれることになるが、Van Beek氏は、本当に頭の痛いことで、今回の事態はたまたま我々に降りかかったが、誰にでも起こることだと嘆息する。 当該ワインは分離され、ブレンドされることも流通に乗ることもないという。
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