WORLD FINE WINES on line Wine Brokerage & Education Servises
|
---|
HOME |
WINE MAKING |
VITICULTURE |
TASTING |
MARKETING |
HAVE A BREAK |
WINE TALK |
ABOUT US |
SITE MAP |
ワインビジネスサポート | 電話サポート | エデュケーションプログラム | 専門資料のご提供 | ニュースレター |
Home > アルザスのHugel(ヒューゲル)、拒絶していたグランクリュの表示を開始へ 【フランス】 2017年5月23日 アルザスの著名なワイン生産者Hugel(ヒューゲル)は、1983年にアルザスワインにグランクリュ(Grand Cru)が導入されて以来、一貫して自社のワインにGrand Cruを表示することを拒み続けてきた。しかし今回、2015年ヴィンテージより、グランクリュの畑からとれたワインにGrand Cruを表示することになるようだ。 なぜヒューゲルがGrand Cruの表示を拒絶したかというと、1975年にアルザスがグランクリュの畑の格付け導入を決定した際に、当時のヒューゲルの当主Johnny Hugelと、区画の線引きをした当局との間で、境界線の引き方の考えが大きく異なったためだとされる。 Johnny Hugel(実際はJean Hugelと呼ばれる)は、アルザスの畑を地図をもって歩き回り、地質や土地の環境を綿密に調査したうえで、どこに境界線が引かれるべきかを主張した。しかし実際に引かれた境界線は彼からすると曖昧ばもので、そのグランクリュ設定は、ワインの品質を担保するうえで、受け入れがたいものだったようだ。 当時のヒューゲルの考えでは、真にGrand Cruが名乗れる区画は20で、あとはpremier cru(プルミエクリュ)にするのが適当だった。ところが実際には1983年のグランクリュの発足では25の区画がGrand Cruに指定され、2年後の1985年にはさらに25の区画がグランクリュに追加された。(51個目のグランクリュは、2007年に登録されている。) ヒューゲルは自身の良心に従って、この格付け決定とその実践を受け入れることができず、このシステムを許容してこなかった。以来30年以上が経過することとなった。 しかし30数年が経過した今、世代も変わり、市場環境も変わった環境で、グランクリュの区画の線引きは完全ではないが、グランクリュシステム自体は、弊害より良いことのほうが多いという現実を受け入れ、ヒューゲルは孤高の御旗を振り続けるということに決別する決断をしたようだ。 Grand CruをHugelのワインラベルに表示するかどうかの最終決定は下っていないとされるが、ヒューゲルの持つSporenやSchoenenbourgなどの区画は2015年に登録されていて、表示しようと思えばいつでも表示できる。 HugelとともにAlsace Grand Cruに反対した生産者にTrimbach(トリンバック)とLeon Beyer(レオン・ベイエ)がある。Trimbachは、2008年からグランクリュの表示を始めているが、Beyerはシステムの外に残っている。
Home > |
| Home | Wine Making | Viticulture | Tasting | Marketing | Have a Break | Wine Talk | About Us | Site Map | |
---|
WORLD FINE WINES All Rights Reserved |プライバシーと諸条件| |