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Home > インド、ワインのグローバルスタンダードに適合−日本は? 【インド】 2017年5月1日 インドは近年ワイン生産に力を注いでいて、徐々に国際市場への進出も始まっている。 インドは2010年、ワインの醸造やぶどう栽培、ラベリングなどワインの流通やマーケットの領域を技術的・科学的にも包括する国際的な政府間組織・OIV(International Organization of Vine and Wine)に加盟している。 今回インドはOIVに招かれ、ワインの国際的なラベリングの標準の決定とワインの世界標準のコーデックス(Codex)の制定の決定のプロセスに関わるよう求められ、受諾した。 ※ Codex(コーデックス) Codexとは、食物・食料生産・食品安全にかかわる国際的なガイドライン、指標。国際標準。 それを受けインドでは現在、全インドワイン生産者連盟(All-India Wine Producers Association, AIWPA)の後押しで、ワインの醸造上の技術的な手法や添加物の一元的な基準構築とラベリングについての理解を進めている。AIWPAの会長Yatin Patil氏は、インド食品加工省(Ministry of Food Processing)から、OIVにおけるインド代表として指名されている。 インドは、食用ぶどうとレーズンでは世界で5番目の大きな生産国だが、ワインの生産と消費はまだ非常に少ない。しかし10年後には、インドは世界のワイン市場のビッグプレーヤーとなるべく、ワインを国家的な戦略産業として位置づけ、それに向けて手を打っている。 ワインが国際市場で戦うには、ぶどう栽培からワイン醸造、貿易流通に至る国際標準を理解して導入することが極めて重要で、その中に入ってワイン産業を世界展開することで、大きな利益を世界から得ることができるとインド政府は考えている。 インドは3年前に世界ワイン貿易グループ・WWTG (World Wine Trade Group)にオブザーバーとして参加して、WWTG加盟国からの協力を得る努力もしている。 ※ WWTG (World Wine Trade Group)は、アメリカ、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、チリ、ニュージーランド、南アフリカの政府とワイン貿易団体からなる非公式のワイン貿易推進組織。(『環太平洋ワイン関係18か国が、域内のワイン貿易と関連項目について政府間協議 【アメリカ】 2011年9月26日』を参照) 日本はOIVにもWWTGにも加盟していない。日本のワイン用ぶどうとワイン生産に関して、世界標準の技術や知見を共有することなく、日本独自のワインワールドを日本国内でだけ展開することは可能かもしれない。 しかしワインは日本固有の酒ではなく、ヨーロッパ発祥の世界的なアルコール飲料だ。その基本となるワイン用ぶどう栽培とワイン醸造についての根本的な理解と実践と、それが実行されるためのぶどう栽培とワイン醸造の技術面を含んだ世界標準の情報共有を、日本はする必要があるのではないのだろうか。 (伊藤嘉浩)
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