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Home > 電子の舌”でワインをテースティングする 【オーストラリア】 2016年10月5日 ワインの年代、バレルの生産地などが正確にわかり、それを使うことによって最終的なワインの品質をワイナリーでワインを製品化する段階で見極めるという機器が開発された。開発したのは南オーストラリア大学(University of South Australia)のXavier Ceto Alseda博士らの研究グループ。 電子の舌(electronic tongue)”は、金とプラチナ、炭素でできた電極を使い、糖類・フェノール類、その他ワイン中に存在する物質を電気化学信号として計測する。得られた電気化学信号はその後、数学的に処理され、それぞれのワインに固有の指紋”として変換されるという。 この電子の舌”は従来のワインセンサーと違い、全体的な物質のコンビネーションを解析し、それは人間が甘味・酸味・苦味・塩味・旨味といった異なった味覚感覚を総合的にテースティングするプロセスと似た解析を行うという。 スペインのカタロニア産の52種類の赤ワインによる検証で、初めに8人のソムリエに10点満点の評価をしてもらい、それを電子の舌”に学習させた。 その結果、電子の舌”はその指標を基に評価モデルをつくり、ほかのワインにもソムリエ同様の評価を与えることができたという。また電子の舌”は、ワインの年代とフレンチオークで熟成されたかアメリカンオークが使われたかも識別したという。 現在すでにワインの構成物質やぶどう品種を識別する機器は存在するが、ソムリエ同様の味覚の検知をおこなえる機器はこれが初めてだという。 次のステップとして研究者らは、分析の規模をスケールアップさせたいとしている。ワインテースターが、連日100種類を超えるワインをテースティングし続けるというのは困難だが、電子の舌”ならそれを補助することができる。 現在は電子の舌”は、スペインの赤ワインの検出用に設定されているが、その設定をほかのワイン産地に変更することは容易なことだとしながら、これをワインコンペティションの審査に使うことはできないという。 なぜなら現段階では8人のソムリエの主観的な基準が評価基準の設定となっていて、ワインの評価の客観性という点ではふさわしくないからだと語る。 人間の味覚感覚を完全に代替する機器というのは、将来にわたっても開発は不可能だと思われるが、それを補助するような研究は進んでいるようだ。
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