WORLD FINE WINES on line Wine Brokerage & Education Servises
|
---|
HOME |
WINE MAKING |
VITICULTURE |
TASTING |
MARKETING |
HAVE A BREAK |
WINE TALK |
ABOUT US |
SITE MAP |
ワインビジネスサポート | 電話サポート | エデュケーションプログラム | 専門資料のご提供 |
Home > 女性は男性より味覚が優れている? 【イギリス】 2014年7月11日 イギリスのケントにあるMarketing Sciences社の味覚感覚科学研究センターSensory Science Testing and Research Centreの味覚検知パネリストは全員女性だという。これは、5つの基本的な味覚、甘味・酸味・苦味・塩味・旨味をどの程度識別できるかという初期段階のテストを行った結果、結果的に全員女性になってしまったからだという。 同研究所のDeborah Parker博士は、パネリストになれたのは全体の10−15パーセントの人たちだが、一般の消費者に味覚感覚テストをしてみると、いつも女性が良い結果を出すと語っている。 しかしながら、同研究所の味覚感覚トレーニングを受けた後では、男性と女性の間に違いは見られないと言う。 女性が潜在的に男性より優れた味覚感覚を持っているというのは、おそらくは母性から来るもので、子供に対して与える食物や飲み物が安全であるかどうかを見分ける力を備えているからではないかとしているが、味覚感覚を仕事とする場合は、性別よりもトレーニングがキーポイントだと指摘する。 興味深いのは、同研究所のパネリストによる甘味のテストでは、ブラインドテースティングで、自然由来の砂糖水とアスパルテーム(Aspartame)やステビア(Stevia/Saccharin)の水溶液の比較をしたところ、パネリストは砂糖水の方がより甘く感じ、深みがあると答えたのに対し、人工甘味料の方はより薄味で苦味を感じると答えている。 ステビア自体は人工甘味料ではなく、ステビアという植物の葉から抽出された自然の糖だが、テースターらはステビア水溶液が最も人工的な甘さで、マシュマロやクリームソーダの味を感じさせると答えている。 Parker博士は、一般的にステビアは自然由来の糖であるためより好まれると思われているが、パネリストたちがステビアが一番人工的だと言ったのは興味深いとコメントしている。 食品・飲料企業にとって、消費者がどういう食品・飲料をより好むのかを知るというのは、ヒット商品を生み出すのには欠かせない。こうした科学的な見地からの味覚へのアプローチの研究が、いろいろなところで行われているようだ。 同社では今後、神経科学の領域で味覚感覚がどう神経系に影響するのか、どのフレーバーが感情の反応にどう影響するのかを研究することで、消費者が食品や飲料をどう選択するかということを見ていきたいとしている。 世界の飲料業界では新商品が次々と誕生している。最近ではデュアルミックス(dual mixes)と呼ばれる、ひとつの主要な原料フルーツに何か別のフルーツをミックスしたジュースが増えている。 ワイン界でも主要ぶどう品種に補助的に別の品種をブレンドするということはよく行われる。近年ではシラー(シラーズ)に少量のヴィオニエを混ぜて、ふくらみを持たせるというのはちょっとしたトレンドだ。 同研究所では、次のアルコール飲料業界の大きな期待は、女性のためのビールの新商品の開発だと見ているようだが、どうだろうか。
Home > |
| Home | Wine Making | Viticulture | Tasting | Marketing | Have a Break | Wine Talk | About Us | Site Map | |
---|
WORLD FINE WINES All Rights Reserved |プライバシーと諸条件| |