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Wines of Chile、アメリカで11月24日を“カルメネールの日”に制定 【チリ・アメリカ】 2014年11月25日


チリワインを統括するWines of Chileは、今年2014年がチリでCarmenere(カルメネール)が発見されて20周年に当たるとして、11月24日をアメリカ市場で“Carmenere Day(カルメネールの日)”に制定した。チリのカルメネールは、1994年11月24日に発見されている。

チリのカルメネールは、1994年にフランスのぶどう学者Jean-Michel BoursiquotによってMaipo(マイポ)のCarmen Vineyards(カルメン ヴィンヤーズ)で発見された。当時、現地ではこのぶどうをメルロと認識していて、Merlot Chilenoと呼んでいた。

しかしフランスに持ち帰られたぶどうの木を調べたところ、メルロではなく、フィロキセラ以前にボルドーで栽培されていたGrosse VidureあるいはGrande Vidureと呼ばれた品種であることがわかった。

チリはカルメネールを、1994年にチリで発見されて以来、チリワインを代表するフラッグシップ品種として世界にアピールしている。2014年11月24日は、その記念すべき20周年に当たるとして、まずは最大の市場のひとつであるアメリカでその日を“カルメネールの日”と制定し、更なる拡大を狙う構えだ。

なお同様にアルゼンチンでは、Malbec(マルベック)を同国を代表するぶどう品種としてアピールしている。


【コメント】

Carmenereはローマ時代より植えられていたぶどうのようで、ボルドーではBituricaと呼ばれていたという説もあるようです。この説では、Bituricaはイタリア・トスカーナではPredicato di Bituricaと呼ばれるブレンド用の品種だったとされています。

また別の説では、現在のCarmenere はVidureと呼ばれ、Cabernet SauvignonやCabernet Francと血縁があるという主張もあるようです。

Carmenereという名前は、carminという語句からきているようで、carminとは茜色(あかねいろ)の意味だそうですが、秋にぶどうの葉が落ちる前の葉の色を表していると言います。

CarmenereはCabernet Sauvignonよりさらに数週間収穫が遅く、まさにその頃は他のぶどう畑は茜色になっていたことからその名がつけられたのかもしれません。

(伊藤嘉浩)



【関連ページ】

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