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Home > 温暖化によるワイン産地の変化に危機感―International Sparkling Wine Symposiumで 2013年12月5日 2013年12月3-4日、イギリス南東部のSurrey(サリー)で第3回International Sparkling Wine Symposiumが開催された。 この中でオーストラリアの著名なぶどう栽培コンサルタントRichard Smart(リチャード・スマート)氏は、気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)のデータを引用して、2050年までに最も深刻なダメージを受けるのはヨーロッパの中央部だと指摘した。 その頃には現在のシャンパーニュは、デンマークで造られているかもしれないし、あるいはイギリスかもしれないと指摘した。 最も気候変動の影響を受けにくいワイン産地として南半球のチリ、アルゼンチン、オーストラリアのタスマニアを挙げ、北半球のワイン生産者は、今後南半球に生産を移すという選択はあり得ると指摘した。ただし、スマート氏は南アフリカをその候補に含めていない。 スパークリングワインに関しては、ニュージーランドの南島のOtago(オタゴ)地域やタスマニアを高いポテンシャルを持つとして挙げているが、現在のところあまりスパークリングワインは造られていない。また近年注目されているイギリス南部についても、多少雨が多いがスパークリングワインには向いていると指摘している。 スマート氏によると、温暖化を見る上でのひとつの予兆は病気の発生で、ぶどうがかかる病気のある部分は昆虫によって媒介される。それまでその地では見られなかった昆虫の発生で、ぶどうの病気が蔓延する事態は世界のあちこちで見られると指摘している。 ぶどうの病気の現況でもっと重要なのは、カビによってぶどうの幹が侵される病気(trunk disease)で、esca、botryosphaeria、eutypa diebackなどはすでに多くのワイン生産地で脅威となっている。 これらの病気は、空中を漂うカビの胞子によって感染するが、爆発的な感染ではなく、じわじわと地域の感染を拡大していっており、それぞれのぶどう園・ワイン産地では大きな注意が必要だと指摘している。
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