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Home > ワインのアルコール度の上昇は、地球温暖化と関係ないー研究で 【アメリカ】 2011年6月11日 近年のワインのアルコール度数の上昇は、地球温暖化で気温が上昇したために起こったとするワイナリー側の主張は、ほとんど根拠がない、とする研究レポートが発表された。 このレポートは、'Splendide Mendax – False Label Claims about High and Rising Alcohol Content in Wine'でAmerican Association of Wine Economistsより発表された。レポートは、1992年から2009年の気候データの推移とワインのアルコール度数の変化について分析している。 このレポートでは、世界中の129,123種類のワイン(赤80,421種類、白46,985種類)がサンプル調査された。 レポートでは、気温の上昇の指数以上にワインのアルコール度は上昇しており、近年のワインのアルコール度の上昇は、気温上昇がその主な要因とは言えないと結論付けた。 調査によると、20年前の世界のワインの平均アルコール度数は12.7パーセントだったのに対し、18年後の平均は1.12パーセント上昇している。 この上昇率は、気温上昇の指数からするとかなり高く、毎年平均0.05パーセントのアルコール度の上昇をさせて、1パーセントのアルコール度数の増加を気温上昇で達成するには、ぶどうの成長期の気温がなんと6.67℃上昇する必要があることになるとして、近年のワインのアルコール度数の上昇が、主に気温の上昇にあるとの説に反論している。 レポートでは、ワインのラベルに表示されているアルコール度数と、そのボトルの中に入っているワインの実際のアルコール度数の間にも不一致があると指摘している。100,000本のワインの57パーセントのワインは、ラベルに表示されているアルコール度数より、実際のアルコール度数が平均0.45パーセント高かった。 ワインの実アルコール度数とラベル表示上の度数との違いについては、消費者に与える印象を考慮して、あえて表示上は低い数値を記載しているが、実際には消費者はより高い度数のワインを求めるため、そうしたかい離が起こるとの指摘もある。 またアメリカにおいては、アルコール度数14パーセント以上のワインにはより高い税率が課されるため、それを回避するためという指摘は良くされる。 レポートでは、世界のワインのアルコール度数の上昇には、気候の要因や文化的・環境的な要因など多くの検証されていない要素があるとしながら、近年のワインのアルコール度数の上昇は、一義的には人によって意図的になされたものだと結論付けている。 'Splendide Mendax – False Label Claims about High and Rising Alcohol Content in Wine' , American Association of Wine Economists Home > |
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