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2012年のシャンパーニュの世界消費は減少、しかし楽観論も 【フランス】 2013年1月26日


シャンパーニュのマーケティング組織CIVCによると、2012年のシャンパーニュの出荷は前年に比べて3.4パーセントの減少となった。

要因は、最も大きな消費地であるフランス国内の消費が5.2パーセント減少するなど、イギリス・ドイツなどの大消費国を含むヨーロッパの消費が8.3パーセント減少したことによる。

CIVCでは、2012年の数字はリーマンショック後の2008−2009年のシャンパーニュ消費の激減から、その後2年間のV字的な回復の反動が出たためだとしている。

ヨーロッパ以外の世界マーケットでは、2012年のシャンパーニュは3.5パーセント上昇した。中でも中国は2012年前期だけで前年比2倍の増加を見せ、半年でおよそ95万本の出荷となり、初めてシャンパーニュの輸出国トップテンに顔を出した。

日本も大幅増(前年比26パーセント増)となり、年間450万本の出荷となった。ヨーロッパ以外のシャンパーニュ成長地域では高額なシャンパーニュの需要が多く、2012年は出荷量では減少しているが、出荷金額では前年2011年と同程度と見ている。

シャンパーニュ全体の出荷本数では、2012年は3億1200万本(2011年は3億2300万本)で、過去最高だった2007年の3億3870万本からはかなりの減少となっている。


 【コメント】

シャンパーニュは、ワインの中でもラグジュアリー商品の色彩が強く、経済の動向とファッション性の影響を受けやすい商品だと思います。それゆえ時としてドラスチックな動きを見せる場面もあると思います。

急激な需要の増加局面ではすぐに対応できず、商品供給がタイトになり価格上昇を招くといった現象が起こる半面、一転需要が低くなったときにはディスカウントが始まるという、シャンパーニュならではの商品特性を持っていると言えると思います。

(伊藤嘉浩)




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